【観戦記】2021春季福岡大会
こんにちは、「高校野球と共に生きる」です。
少し間が空いてしまいましたが、この春に観戦した試合を大会ごとに振り返ってみることにします。実は福大大濠や大崎を目当てにセンバツ甲子園にも行ってきたのですが、そちらはもう全国メディアに任せるということで、福岡の情報を少しでも紹介できればと思います。
ということで、まずは春季福岡大会から。今大会は準々決勝から有観客が解禁となり、久しぶりに球場に高校野球ファンが帰ってきました。私は準決勝から参戦しました。
1試合目の東福岡VS真颯館は途中からの観戦でしたが、真颯館が7-0でコールド勝ちでした。真颯館の左腕エース松本翔くんが140km超の速球を連発していたのが印象的でした。
【準決勝】九州国際大学付属 VS 戸畑
ということで、観戦レポートは2試合目の九国大付属と戸畑から。まずはスコアです。
2021年4月4日@久留米球場(7回コールド)
1 2 3 4 5 6 7 8 9 | R
九国大付 0 5 0 0 0 4 0 | 9
戸 畑 0 0 1 0 0 0 0 | 1
北部勢同士の対戦でしたが、九国が2回と6回に得点を集中させてコールドで圧勝しました。戸畑にとって痛かったのが、2回表の5得点。2アウト1・2塁の場面で2番中上くんのファーストゴロかと思われた打球が、なぜか投手がファーストのカバーに入っておらず内野安打に。その後に連続長打を浴びるなどして大量失点に繋がったので、非常にもったいない場面でした。
プロ注目・九国大付の柳川投手
投げては九国先発の柳川くんが最速143kmの力投で1失点に抑え、戸畑を寄せ付けませんでした。長身から投げ下ろすストレートには威力がありました。
柳川くんは、この大会では背番号10番でしたが、直後の九州大会ではエースナンバーを背負っていました。Wエースの山本投手も含め、プロ注目の好投手を2人擁する九国は、福大大濠とともに夏の優勝候補と言っても間違いないと思います。
戸畑の二遊間による“アライバ”ゲッツー
戸畑高校で特筆すべきは、5回の守備。1アウト満塁の場面で、センター前に抜けようかという当たりをセカンドの赤星くんが好捕、そのままショートの藤野くんにグラブトスしてダブルプレイを成立させました。いわゆるアライバ・ゲッツー(中日の荒木・井端がよくやっていたダブルプレイ)、たまに甲子園でも見ますが、地方大会で見たのは個人的に初めてだったので嬉しかったです。
福岡県高野連による観戦対策
ということで、やはり球場で生で観る高校野球は最高だなと思えた久しぶりの福岡大会でした。試合終了後は、スタンドの一席一席を、高野連の皆さんがしっかりと消毒してまわっていました。
いろんな方の尽力があって、球場で高校野球を楽しむことができます。夏はまた不安な状勢になってきたと言わざるを得ませんが、オリンピックはやっていいので、その代わり絶対に甲子園は中止とならないことを願っています。