【大会展望①】第104回全国高等学校野球選手権福岡大会(A~Dブロック)
こんにちは、「高校野球と共に生きる」です。
6月24日に第104回全国高等学校野球選手権福岡大会の組み合わせ抽選会が行われました。県下136校が参加し、7月3日に開幕します。3年生にとっては最後の夏、高校野球ファンにとっても待望のシーズンが近づいてまいりました。
今回は組み合わせを元に、2回に分けて今大会の展望を記事にしていきたいと思います。といっても、あくまで情報ソースは、これまで私が球場やテレビで観たことのみ。観戦エリアも南部中心のため、北部チームの情報はあまり多くありません。少し偏りがあることは否めませんので、あくまで一面的な見方として捉えていただけると幸いです。
余談ですが、長らく更新が滞っていた福岡県高野連の公式サイトがリニューアルしましたので、そちらに載っていたトーナメントを拝借しながら各ブロックごとに紹介していきます。1回目の今回は、A~Dの4ブロックから。なお文中に(※)が付いているチームor選手は、Twitterから動画を引用しています。
【Aブロック】大本命・九国に、福工大城東や福岡工が挑む
選抜ベスト8の九国大付が大本命というのは皆さん認めるところではないでしょうか。技巧派左腕エース香西くんにプロ注目・野田くんのバッテリー、2年生スラッガーの佐倉くんに高校日本代表候補にも入っている好打者黒田くん、選抜でも度々好守を見せたショートの尾崎くんと、まさに精鋭揃いのチームです。追うのは福工大城東、福岡工(※)、明善あたりでしょうか。城東には内田くんという力のある投手がいます。福岡工は春季大会ベスト8。明善は筑後地区大会で今大会シードの柳川を下しています。
【Bブロック】福大大濠、東筑を軸に展開か?
北九州市長杯を制した東筑、福岡地区大会準優勝の福大大濠(※)。シード2校を軸に展開していきそうです。東筑はエース左腕・高﨑くんへの注目度がここにきてグンと増しています。私が観た北九州市長杯準決勝の小倉戦では途中から6回1/3を投げて9三振と、その片鱗を見せていました。大濠は山下くん、友納くんなど、昨年の選抜を経験している野手が多く残っています。個人的にはホームランの打てる恐怖の2番打者・吉田くん(※)に注目しています。他には、北九州市長杯ベスト4の八幡南も有力校の一つです。
【Cブロック】真颯館、春日、福岡第一…本命不在の激戦ブロック
昨年夏準優勝の真颯館、公立の雄・春日(※)、秋季大会準優勝の福岡第一、毎年地力のある九産大九産や祐誠など、実力校のひしめくブロックです。個人的に注目しているのは春日高校。2年生の頃からエースナンバーを背負っていた左腕・飯田くんが故障から復帰して夏を迎えます。その間ライバルとしてしのぎを削ってきた右腕・熊本くん(※)も成長し、Wエースで面白いチームです。真颯館は春季大会ベスト8。優勝した西短とも接戦を演じるなど、今年も上位を狙う力があります。
【Dブロック】小倉工業、柳川、シード2校が優位か?
春季大会準優勝の小倉工業がこのブロックの本命でしょうか。がっしりとした体つきのエース山田くんを軸に、九州大会でも明豊を最後まで苦しめ、古豪復活の匂いを感じます。近年ややくすぶっていた柳川(※)ですが、ここ数年はコンスタントに上位進出しています。左腕エース加峰くん、パワーヒッターの主砲・家永くんなど、実力ある選手が揃っていて、今年も充分に上位を狙える力がある印象です。
ということで、A~Dブロックは以上です。繰り返しになりますが、あくまで手持ちの情報でしか語ることができておりません。言及していないチームにもそれぞれ魅力があることと思いますし、「この高校も見ておけよ」といったおすすめの有力校や有力選手がありましたら、ぜひ教えていただけると幸いです。今大会もなるべく多くの試合を観て、新たなチーム、選手、好試合と出会えることを楽しみにしています。明日はE~Hブロックについての展望をご紹介します。
「高校野球と共に生きる」は、懸命にプレイする球児たちを、どんなときも応援しています。
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