4年薬を服用し続けて思った事③ー慢性化

さて、いよいよここからが本題になる。
帰国後、最初に行った皮膚科から無事「慢性蕁麻疹」のお墨付きをいただき、現在まで皮膚科を変えること計3回。

最初の皮膚科では「親との仲は?」と親子間の不和が原因であると探偵さながら推理し始め(なんなら両親とは仲良し)、そのあと謎の精神論のお説法を毎回10分は受けた。
何度か通院したが、

説法が原因で蕁麻疹になる

とイライラと危機感がピークに達し、皮膚科を変えることに。

薬を飲まずとも蕁麻疹が発症しない”完治”の状態になりたい。
この思いを一心に受診するのだが、別の皮膚科の先生からは
「飲んでる回数を減らしてみましょうか」
くらいの助言のみで、同じ薬を処方してもらうルーティンに突入。
ちなみに処方薬はベポタスチン10mg。かれこれ4年は飲んでいる。
一時期、1日おきに薬を内服していたが、アルコール・汗・摩擦・ストレスなど複合的な原因で薬を飲まない日は蕁麻疹が発症。4、5時間地獄をみる羽目になった。

「蕁麻疹は直接的な原因が特定できないから、考えうる誘因を避けましょう」
と言われましても。
普通に生活していて避けれるのはかろうじてアルコールくらいか。
ただ、付き合いで飲むアルコールを辞める踏ん切りはまだつかない。
せめてもと、締め付けの少ない衣服を着るようにして、汗はこまめに拭くようにした。
それでも出る時は出るのだ。
ストレスも「生きていたら多少ストレスくらいあるだろう」と割と自分へのストレス負荷に対して鈍チンなところがある。
あと寝たら忘れる、と基本的に思っている。
しかし4年も経って未だに薬が手放せていない現状、

このまま死ぬまで薬漬けなのでは…‥‥?

生涯で費やす薬代、まあまあしてるのでは………?

と段々不安になってきた。
そもそも定期的な通院も時間と労力を少なからず消費する。
コストも時間も労力もかからない「健康優良人」に一刻も早く戻りたい。

そこでネットで飲み薬以外で完治の可能性はないか調べたところ、最新治療「ゾレア治療」が目にとまった。

「ゾレア治療」は慢性蕁麻疹患者にまるで魔法のような効能があるのだが、この治療をめぐってわたしは一喜一憂することになる。



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