4年薬を服用し続けて思った事②ー再発

多忙を極める仕事を辞めたあと蕁麻疹は発症しなくなった。
元旦那の海外赴任をきっかけに退職したのだが、彼の赴任国”ではなく”、その近隣国へ語学留学することをなぜか決意。ビールが水より安いあの国へそそくさと渡った。

語学留学中は1日平均10時間勉強し、仲良くなった現地の友達と毎週飲みに行き、飲食店のバイトで生活費を稼いだ。2週間に一度、配偶者との会合を重ね、美しい街並みに誘われるようにジョギングを始めた。

ピザハッ●のラージサイズほどのピザをほぼほぼ1000円で頬張ることのできる本格イタリアンレストランにも足しげく通った。ビールとともに夜中に食すのは最高に罪な味である。否、やや罪深すぎた。食後の罪悪感が半端ない。そのまま寝ておけばよかったものの、20代のほとばしる若気とストイックさが講じたのだろう。

ジョギングに出るわたし。一度ではない。何度もだ。

医者志望の友達に忠告されたのを今更ながら思い返す。
「Don't jog after drinking alcohol!!」
ーうん、おっしゃるとおりですわ。

しかしその時のわたしは耳を傾けなかった。
アルコールもカロリーも汗とともに流れていくという迷信に駆られ走った。
要するに阿呆なのである。あほうの骨頂だ。
アルコールもカロリーも汗とともに流れていくわけがない。
なんなら1cm大の蕁麻疹が全身を襲うという、以前より増し増しで症状が出てきたのである。
代償が大きかったのは言うまでもない。

それ以後、汗、寒暖差、摩擦、アルコール、ストレスに反応し発疹するように・・・。
異国の地で自国のように気軽に病院に行く事もできず、2年間の留学から帰国まで無対処で過ごすことになる。

次は帰国後の蕁麻疹対処について。




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