外海文化市
抜けるような青空の文化の日に
外海(そとめ)文化市に行きました。
バスの車窓から断崖と穏やかな海の深い色が見えると
呼吸が深くなって外海に来たなあと心が喜びます。
外海はフラン人宣教師ドロ神父様が活動した場所です。
大勢の女性たちが働き学び暮らした聖ヨゼフの仕事部屋。
今日も窓は大きく開け放たれて
ドロ様の魂が今も守ってくださっているんだという思いになります。
山の斜面のいくつものエリアにテントが張られて
みんな坂道を登る足取りがゆっくり。
自然の速度に合わせるように歩くと
心が穏やかな気持ちになります。
ロザリオ制作と販売をされているHANA AKARIさん。
宣教師が伝えた長崎編みという編み方で作られたロザリオは
それは美しい輝きを放っていて目を奪われます。
ふと目をやるとポストカードが。
そこに書かれた聖書の一節。
「空の鳥をよく見なさい。
種を蒔かず刈り入れもせず倉に納めもしない。
だがあなた方の天の父は養ってくださる。
あなた方は鳥よりも価値あるものではないか。」
その言葉が優しくて涙が出てきました。
後ろでは聖歌「いつくしみ深き」の音色が流れていました。
続く♩