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出津を歩く道

出津は

フランス人宣教師ドロ様が活動し生涯を過ごした場所です。


ドロ様が人々と築いた石垣の小径を歩きました。

石を積んだ昔の人びとと

草刈りをし清掃して継いでいる今の人々を感じながら。


そばのお庭に百合の花が。

この場所を訪れた人々に

お花でも見てくださいと

そっとオープンハートでお迎えしているお宅が温かでした。


その後は救助院へ。


いらっしゃったシスターが

オルガンで弾いてくださった聖歌「慈しみ深き」。

150年前のオルガンの音は

みんなでいっしょに歌うため。そのための音色でした。


すぐ横のマカロニ工場へ。

外は蝉の鳴き声に溢れる緑の日本

中は西洋的な空間で

気持ちが静かに落ち着いてきます。


家に帰った後

今日の小旅行を思い出して

「希望の方にはオルガンを弾くので声かけてください。

中を見終わったらシスターを呼んできます」

とおっしゃった見学方法は全然効率的ではなくて

人の動きの速度がゆっくり。

それがすごくいいな

とってもいい時間を過ごさせていただいたなあと思いました。