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これからの時代に必要不可欠なサバイバルマーケティング

 ついに緊急事態宣言が出されました。政府による制限や制約が弱いのでどこまで効果があるのかは少々疑問が残りますが、1日も早い終息を願います。終息を願う気持ちとは裏腹に、東京もニューヨークのように今後ますます感染が広がっていくんじゃないかという見方もあります。ただただ政府の支援を指を咥えて待っているだけではなく、私たち一人一人が考えて行動していくことが重要だと僕は考えています。
 これから生きていくための戦略、それこそマーケティングが必要になってくるのではないでしょうか。


アフターコロナの世界でどう生き残るのか

 緊急事態宣言が出されましたが、ここまでの緊迫した状況というのは東日本大震災以来ではないでしょうか。戦争、大災害、そして今回のパンデミックと人類は遭遇する危機を幾度も乗り越えてきました。しかし、その過程では大きな代償がついて回ります。第二次世界大戦では6千万人以上の人が亡くなっていますし、東日本大震災では死者・行方不明者は約2万人、避難者は47万人にもなりました。
 今回のコロナ騒動では感染者はすでに150万人を超え、死者数も鰻登りです。欧米各国既に緊急事態宣言を行い、外出禁止令を発していますがおさまるどころか感染拡大するばかり。終息の目処も効果的な対策もいまだに見えていませんし、日本でもこれから増えてくる可能性だって否定できません。
そんな中で大打撃を受けているのが経済です。リモートワークや休業するしかない状況に追い込まれている企業や店舗が続々と増えています。日本政府は100兆円を超える経済対策を打ち出しましたが、その財源はいったいどこからくるのでしょうか。アフターコロナ、その先には『財政破綻』の4文字が見え隠れします。政府の支援方針を見てもわかるように、セーフティネットは目の荒いザルのようで、支援が必要な大勢がそこから漏れることは間違いありません。体力、財力、資本力のある人だけが生き残る、199X年の世紀末のような世の中になっても何ら不思議ではないのです。
 我々一般市民は、政府の支援をただ待っていては見殺しにされる可能性があり、生き残るためには考えて行動することが必要です。


生きるための戦略『サバイバルマーケティング』

 世界の動き、政府の動きといったものを知ってどう動くのか、個人の行動に落とし込みましょう。平社員だからとか、公務員だからとか、上長の判断に任せていたら非常事態下では生きていけません。自分の人生なのだから、人に任せずに自分で決めて歩き出す、これができて初めてサバイバル可能だと僕は考えます。まず自立です。
 当然のことですが、人それぞれに職業やポジション、権限、能力が違います。「緊急事態宣言を出して自粛要請する」と言うのは自由ですが、一個人が効果的にこれをやるのは不可能ですね。これはそれができる人が考えるべき話です。もし企業の役員なら社員をリモートワークにする権限を持っていたり、休業補償などの対策も打ち出すことができるでしょう。平社員だとしても上長に会社としてどうしたら良いのか提言を行うことは可能です。こうした声が積み重なれば会社としても対応せざるを得なくなります。これ、政治です。自分の会社を動かすことと、取引先にプレゼンをして仕事をとることは、基本はそうは変わらないはずです。相手の心を動かすにはどうしたらいいいか、それだけです。
 まずは自分と家族、次に関わる周囲の人、そして社会。緊急事態時にはこの優先順位で考えていきましょう。311の時もこの優先順位でした。会社の決定があなたを殺すことだってあります。国の決定でさえそうです。偉い人が決定したことが全て正しくはないと、皆さんもここ1ヶ月で痛感しているのではないでしょうか。
 自分の身は自分で守る。そのためにはまず依存をやめて自立すること、または自立する意思を持つことが重要です。そうすればコロナが収束した後の世界でも確実に生きやすくなります。

ありがとうございます!これを励みに執筆活動頑張ります!