慈ドーザーと首振り人形

何かやりたいことができたとき、それをどうやって進めていくかがとても大事。特に初期段階ではある程度グイグイと、多少強引にでも進めていく推進力が不可欠だ。

新拠点を作るという今年の我が家の一大プロジェクトを引っ張っていっているのは妻・慈だ。
彼女は我が家のブルドーザー。
広報力と人を巻き込む力を持っている慈は地ならしが役目。

今回も、新拠点先のキーマンの一人である地元の重鎮議員に、
村で何がしたいのか我々のビジョンを情熱的にプレゼン。
隣でうんうんしているだけの首振り人形状態の僕。
慈のプレゼンに心を動かしてくれたのか、重鎮は饒舌に色々とアドバイスをくれ、我々が求めていた貴重な情報を提供してくれた。

どんな立場の人でも関係なく巻き込んでいく、「慈ドーザー」。

じゃあ、僕の役割はなんだろう。
僕の役割は隣で首を動かしているだけではない。

慈の名台詞は
「あとは彼が」

そう、残りは僕の仕事。
慈が地ならししていったところに実際に基礎を作っていくこと。
具体的に実行していくように企画していく。
もちろん、手も動かすし、動かしてもらえるように組み立てる。

勘や反射神経で行動する慈とは異なり、
僕は理論や根拠で行動する。
慈はフットワークは軽いが大雑把。
僕は実現性は高いが尻が重い。
当然、意見が対立してぶつかることもあるが、
お互いを尊重して役割分担さえ決めてしまえば、そのあとは結構するりといく。
互いの正義を主張する意見の対立はあってもいいけど、
「あのときあたなはこう言った」的な
感情的になってしまうケンカは犬のエサにもなりゃしない。

相手の得意分野をリスペクトして、不足を補う。
それが夫婦の理想形。
一緒にプロジェクトを行う上では
まさに孫子の『彼を知り己を知れば百戦危うからず』。
自分のこと、そしてパートナーのことを知ることで一緒に同じ目標に向かうことができる。
自分自身と伴侶、互いを分析することで出した答え。
年末に喧々諤々と行った夫婦ミーティングの成果でございます。

まずは何でも話し合うことが大切。

※この内容は2016/1/12に書いたものです。

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コウスケ@7色のキャリア
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