拗ねた娘

今日妻はラジオの生放送の日。

離乳食のおかげか、ある程度時間が空いても授乳でそれほど騒がなくなった娘は僕と一緒にお留守番。最初は一緒に遊んだり、お昼寝したり、普通に過ごしていた。
しかし、妻が帰る一時間前に目が覚め、娘は

「ママがいなーーーーい!!」

と大騒ぎ。
どうあやしてもダメなので、
「泣け泣け」
と放置してみると、ずり這いしてキッチンの方へ行こうとする。
妻がいつもそっちにいることを知っているのだ。

仕方なく娘を抱っこしてキッチンと、トイレとお風呂場に連れていく。
何かの期待感からか、あんなに騒いでいた娘は泣き止んだ。
一通り見て、

「ほら、ママはいないでしょ」

と言うとまたギャン泣き。
仕方なく、娘と遊んでいる妻の音声の入った動画を見せると、ぴたっと泣き止んだ。
そんなこんなしていると、ようやく妻が帰ってきた。

「ごめんね〜」

と言って妻が抱っこしておっぱいを飲ませると機嫌はいくばくか直ったようだった。
けれども、妻がいくら話しかけても目を合わせようとしない。
ずーっと妻とは逆の方向を向いている。
妻が目を合わせにいくと、

ふいっ

黙ったままあからさまに目を逸らす。
機嫌が良くなり、遊んでいても僕のほうばっかりに来る。
表面上は何も関係ないそうな素振りをしていても、まだ拗ねているらしい。

妻が呼んでも、無視。
ずっとお尻を向けたまま、楽しそうに遊ぶ。
僕が呼ぶと反応してずり這いしてやってくる。

おっぱいが欲しいときはおっぱいをもらいに行って、
あとはぷいっ。

娘に拗ねられた妻の心情としては寂しいものはあるだろうけど、
こんなに意思表示はっきり出来るようになったんだねって夫婦間ではほのぼのでした。

※この内容は2014/10/9に書いたものです。

いいなと思ったら応援しよう!

コウスケ@7色のキャリア
ありがとうございます!これを励みに執筆活動頑張ります!