見出し画像

なんでも「自分が悪い」って思うことは謙虚じゃなく傲慢である

「嫌われる勇気」
というベストセラーを読んで、
僕が最初に衝撃を受けたのは
『課題の分離』
という考え方でした。

これを知ることで
自分自身が生まれ変わったように
生きることが楽になりました。

課題の分離とは?

この課題の分離の考え方は、
自分でコントロールできることか
そうじゃないかで分離することができるというもの。

簡単に説明すると、
自分の行動は自分で決められるから自分の課題。
でもそれによって相手にどう思われるかは
相手が決めることだから相手の課題。
相手の課題については考えても仕方ない
という考え方。

これには稲妻が走りました。
僕はなんでも自分に原因がある
と考えてしまう性質だったからです。

相手がこういうふうに思うのは自分が原因で
自分が変われば相手の対応も変わるんだと信じていました。

しかし、課題の分離の考え方をインストールすると
自分の問題と相手の問題がパックリ分けられるので
ものすごく楽になりました。

これ、夫婦間の問題にもものすごく役立ちました。

100%悪いなんてことはほとんどない

何でもかんでも自分が悪い
自分にも原因があるんじゃないか
そう考えてしまうのは僕も理解できます。
前述したように、自分自身もそうだったから。

交通事故同様、
人と人との関係性において
100%どちらかが悪いというのは非常に稀です。
どちらにも原因があり、
自分にも反省すべき点はあります。

しかし!自分で反省して変えられるのは
自分の行動だけ。
それ以上変えようとするのは傲慢じゃないでしょうか?

自分の問題じゃないのに抱え込む人は傲慢だ

例えば、
相手の性格がこうなってしまったのは自分が悪い?
→これまで生きてきた環境の影響。相手の課題です。

相手が態度を硬化させてしまったのは自分が悪い?
→硬化させるという選択をしたのは相手。相手の課題です。

相手が優しくしてくれないのは自分のせい?
→もちろん自分の行動は改められますが、優しくするかどうかは相手の課題です。

このように、相手の考え方や行動を強制的に変えようとするのは
相手を自分の支配下に置きたいという考え方に近く、
非常に傲慢ではないか?と僕は感じます。
だって相手の行動の選択肢を自分の思うようにしたいわけですから。

自分が勉強を頑張って偏差値を上げることはできても、
人に勉強をさせて頭を良くすることはできません。
その人自身がやる気を出さない限り無理です。
やるかやらないかは相手が選ぶこと。
こちらはそのサポートをすることしかできません。

日本の景気が悪いのは自分のせいですか?
世界が平和にならないのも自分が悪いのでしょうか?
自分が行動を変えれば解決する問題でしょうか?

それと同じです。
自分の力で変えられる問題と変えられない問題があります。
これは自分の問題じゃないなって仕分けできると
ものすごく生きやすくなります
よ。

ありがとうございます!これを励みに執筆活動頑張ります!