
大人になってからの好きなこととの出会い方3条
一説では、好きなことは7歳の頃の体験がベースとなって決まると言われておりますが、必ずしもそんなこともありません。
確かに、振り返ると僕自身7歳頃の体験がベースになって好きになったものがあります。
それは「歴史」。
お城の近くに住んでいたなど理由もわかります。
これは子どもの頃から一貫して好きなものです。
でも大人になってから出会って好きになったものもあります。
それは「釣り」です。
今では毎週末釣りに行くほどの釣りバカになっています。
どうやって大人になってから好きになれるものと出会えたのか、好きなものがわからなくて人生がつまらない!と考えている方にお伝えをしたいと思います。
まずははやってみる

僕が釣りを始めたきっかけは2020年のコロナ禍でした。
コロナによって流通が麻痺し、食料供給が怪しいぞという話が出た時、以前自給自足的な暮らしをしていたことがあったので、米や野菜は作れるから大丈夫と思いました。
しかし問題はタンパク質・・・あっ海があるじゃん!魚釣ればいいんじゃないかという思いつきが始まりでした。
始める前から、道具がどうだとかやり方がどうとか、誰に習うのかとか考えることはたくさんありましたが、まずは適当な最低限の道具だけをもって海に行ってみました。
すると、現地には釣り人がたくさんいて、その人たちに聞いたり、何をどんなふうにしているのかを現場で見て学びました。
まずは始めてみると色々と必要な情報やものは集まってくるものです。
好きなんだと気づく

最初は食料採取が目的だった釣りも、いざ釣れてみるとものすごく楽しくて。
もちろん、目的は食料なんですが、釣れようが釣れまいがとにかく海に行ってしまう自分に気づいたのです。
釣れたら楽しいし嬉しい。
でも釣れなくても竿を出して海を見ているだけでなんだか気持ちがいい。
一人の時間っていいなと感じたのです。
釣りは、
一人で何も考えずにぼーっとできて、
かつ1/f揺らぎである波の音を聞きながら癒される。
魚がかかった感触は、パチンコの大当たり確定のような興奮があり、ものすごくエキサイトする。
しばらく休みが取れなかった時、休みになったら何がしたいか?
と問われて
「釣りに行きたい」
と答えた時に「これは好きになってしまったな」と思いました。
夢中になってやってみる

好きなことっていうのは寝食を忘れてでもしちゃうことなんですよ。
明日休みだ!となれば、朝まずめ(夜明け、早朝の時間帯)を狙ってその日の夜中のうちに出発してしまう。
睡眠?そんなもの車の中で仮眠だ!
食事?1食2食抜いたところで死にはしない。むしろトイレに行きたくなるからできるだけ摂らない、みたいな感覚になる。
釣れたら最高!だし、
釣れなくても、ああ楽しかったと思える。
好きなことだって思ったのなら、隙あらばどっぷり浸かってみることです。
どっぷりやってみて「もう十分」と飽きてしまうこともあるし、それでももっとやりたい!と思うこともある。
自分の好きなことがわからないと思っている時には、とにかくその経験をすることが大切で、自分の「好きの定義」を作っていくことが必要です。
一度定義づけてしまえば、これは「好き」これは「好きじゃない」と簡単に仕分けできるようになります。
自分の「好き」の正体を知って、人生をもっともっと豊かにしていきたいですね。
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