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4年越しのプロジェクト!アースオーブンが完成しました
アースオーブンって知ってますか?全て自然素材(泥、砂、わらなど)で作られた土窯のことです。昔の土壁と同じような作り方でオーブンを作っていきます。保熱に優れ、夜に使っても口に蓋をしておけば朝まだ何か焼けるくらいに暖かさが保たれます。熱源は薪なので災害時にも大活躍します。
これがついに完成しました。
4年前、プロジェクト開始
実はこのアースオーブンプロジェクトは4年前に始めたプロジェクトでした。海産物や農作物など美味しいものがたくさん集まる村だからこそ、美味しく焼き上げられる、人が集まってわいわい楽しめるツールは必須!という発想から始まりました。当初「アースオーブン作りワークショップ」としてイベント化して人を集めて開催したものの、日程の関係から1日で終了。本来は人を集められたら3日で完成するものだそうです。この日は第1層まで完成させて終了させました。
アースオーブンの重大な課題
イベントの1ブースとしてスタートしたので、アースオーブン作りは当然イベント会場で行われました。イベント終了したらこれを移動させないといけないわけです。メイン素材が泥なので、雨ざらしは大敵。水につけようものならカチカチ山の泥舟のようにあっという間に解体されちゃいます。ま、それもアースオーブンのいいところの1つでもあるのですが。
第一層(全体では4層まで作る予定)とはいえ、重量はゆうに200kg近くあったのではないかと思います。屋根のあるところに保管する必要があるのですが、移動がまぁキツい!男6人がかりで軽トラに乗せ、6人がかりで下ろしたのでした。アースオーブンをこれから作る方は、一度作り始めたら動かすのは相当にきついので初めに作る場所を用意してから作り始めることをおすすめします。
ガレージに寝かせ続けて4年
6人がかりで仮置き場としてガレージに置いて、改めてアースオーブン小屋を作ってから続きを作ろうと思ってはや4年。アースオーブン小屋は作ったものの、そこまでどのやってクソ重いアースオーブンを移動させるか、手段に手をあぐねて月日が流れてしまいました。その間、アースオーブン小屋は薪小屋になってしまいました。しかし、今年の夏無職になったことをきっかけにアースオーブン作りの師匠に連絡してプロジェクトを再開させることにしたのでした。
2、3人でゆっくり仕上げていく
コロナ禍もあり、大々的に人集めもできず、2、3人でコツコツと泥をこねてペタペタしていきました。泥をこねる際に長靴で踏みつける作業があるのですが、男3人でブルーシートの上で音楽をかけながら踊るように泥コネしてたら近所の小学生が集まってきて、「変なおじさんたちー」とか言いながらどんどん増えていき、しまいには親を召喚してきました。警察呼ばれたんじゃなくてよかった。
20人くらいいると3日で終わる作業も、2、3人だとすごく時間がかかるわけで。正味まるっと4日間かけて仕上げたのでした。4年寝かしていたものが完成する、ひと段落するというのは本当にスッキリする。アースオーブンは完成したらすぐに使えるというわけではなく、乾燥させる必要があります。なので、実際に使えるのは12月に入ってからの予定。楽しみ♪
アースオーブンの作り方など知りたい方はコメント等いただければ、今後改めて秘伝のレシピをまとめようか考えます。
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