政治家秘書、始めました
あけましておめでとうございます。
ついに2020年になりましたね。
僕の人生の方向転換を決めた大きな出来事であった311。あの当時は2020年がやってくることなんて考えたこともありませんでした。
あの時はそんな余裕もなかったのか、はたまたそれだけ先の未来を見つめる力が足りなかったのか、今となっては何とも言えませんが、結果2020年はこうしてやってきました。2020年を進んでいくにあたり、どうしてもここから始めないといけないなと思ったことがあったのでこうしてnoteにまとめることにしました。
一部の方にしかご報告していなかったのですが、私現在衆議院議員の秘書をしています。なぜそうなったのか、かいつまんでではありますがまとめてみました。
実は政治学科卒業なんです
意外に思う方もいるかもしれませんが、そもそも僕は、大学は政治学科を卒業しています。専攻は国際政治学でした。大学時代にはインターンシップで地方議員の事務所に通っていたこともあります。
僕は幼少期から日本史が大好きで、大学の学科を選ぶ際に「教科書に書かれていることは政治の歴史だ。未来に紡がれていく歴史とは政治だ!」と思い立ち政治系学科を受験しました。とは言っても、「政治家になりたい!」という夢は1ミリもなく、純粋に政治とは何か、時代を動かした力とは何かを学びたいという思いだけ。ピカピカに輝く理想もドロドロとした謀略もどちらも興味津々でした。
暮らしに身近だった政治
大学卒業後は政治とは無縁の一般企業に勤めていましたが、311をきっかけにサラリーマンを辞めて、NPOで復興支援の市民活動に身を投じたことをきっかけにまた政治との距離がグググと近づいたのです。
活動予算の獲得も、活動をするときのつながりも、結局政治が絡んでくるんじゃん!って。社会と繋がって公共(暮らし)に何かしらの影響を与えたいと思ったら政治は不可欠なんだと気付かされました。
それでも、すぐに政治だー!とならなかったのは『家族』を構築することに全力を注いでいたから。妻とのパートナーシップや子どもと向き合うこと、自分自身と向き合うのに今の今までかかっていました。もちろん、これからもこれらの時間は重要だし必要だとは思っていますが、結婚して6年の修行期間があったからこそ成長できて、今の決断につながった部分も大きかったなと感じています。
こちらの記事でもそのあたり紹介しています。
僕が今、サラリーマンをしていない理由
できることをやらなくちゃ
2019年は夏に参議院議員選挙がありました。僕らは北海道では特に何も政治に絡む活動はしませんでしたが、秋田から出馬した寺田静さんの応援がしたくて家族で秋田に飛び込みました。寺田家とは震災後に知り合い、お付き合いがスタート。
今回の出馬に際しては事前に静さんから連絡をいただいていたし、そこに至る想いを聞いてとても共感すると同時に、「自分はどうなの?やれることをやっているの?」と心に突き刺さるものがありました。
静さんの想いの詳細はHPで→てらたしずか
南相馬のNPOで活動していたとき、とてもやりがいを感じていたし大変だったけど楽しかった。2017年に立ち上げた番-TSUGAI-でも、伝えたかった想いの根っこは同じ。自分たちが感じた生きづらい社会のままにはしたくない、次の世代へどんな社会を繋ぐのか。
静さんの挑戦によって、自分も理想の社会を作るために「一歩踏み出したい」と思うようになりました。
自分のサンクチュアリへ
何事もご縁とタイミングだなと思うのです。今回もまさにコレ。ご縁とタイミングが合ったので、2019年8月より秘書を始めることになりました(この辺の詳細はまた後日綴りたいと思います)。
秘書を始めて、「やっぱり政治家目指してんの?」とか「次出馬するんでしょ」とよく声をかけられるのですが、正直それもご縁とタイミングだなと思っています。年齢層が高めのこの業界では期待を込めてもらっているんでしょうし、そう言ってもらえるのは大変ありがたいと感じています。
ただ僕は、政治って手段の1つでしかないと思うのです。こういう社会を作りたい、こんなことがしたい、そのために政治が必要だよねという話であって、政治家になること自体は目的ではないのです。
僕が大好きな漫画に『サンクチュアリ』という作品があります。今の60代以下の政治家はみんな読んでるじゃないかって勝手に思っている大作漫画です。主人公である北条と浅見は理想の社会(サンクチュアリ)を作るために表(政治)と裏(極道)に分かれてそれぞれ頂を目指しました。
多様化の進む令和の時代に、社会を動かすツールとして『政治』と『極道』というのは時代遅れも甚だしい(サンクチュアリ自体が20年以上前の漫画なんで、当然ちゃ当然なんですが)。それに聖域にたどり着く道は1つではないはずだし、もちろん一人では土台難しい。多様な側面から、多くの人たちと繋がって協力して初めて実現できるもの。僕は自分にできること、役に立てるポジションで社会に貢献していきたい。
秘書を始めて、こうした熱い理想を持つ方々と少しずつ繋がれるようになったのがやりがいであり、喜びです。
僕自身が掲げるサンクチュアリは何か、それもまた後日じっくりと語りたいと思います。
ありがとうございます!これを励みに執筆活動頑張ります!