中国四千年

絵本が大好きな娘。
最近は家にある絵本は読み飽きたらしく、
本棚から絵本ではなく、大人向けの本まで持ち出して
「どーじょ(読んで)」
と言う始末。

そろそろ新しい絵本が欲しい頃かねと思い、
図書館で絵本を借りてくることにした。

娘が好きそうな絵本を5冊選んで借りた。
文章も短いし、テンポもいいし、何より絵も素敵だ。

「絵本読んであげるからどれがいい?」

と借りてきた絵本を差し出して聞いてみると、

「どーじょ」

と差し出したのは「中国四千年」という僕の趣味で借りた歴史系の本。
いやいや、これ、遺跡とか仏像とかしか載っていない本だよ?
完全に趣味丸出しだよ?

「絵本読もう」

と言って絵本を読もうとすると、
手を振ってこれを拒否。

中国四千年を手にしてまたしても

「どーじょー」

と言ってくる。
これ、読むの?
口に出して読むの?

仕方なく
「中国の歴史家司馬遷がまとめた歴史書『史記』の中には・・・」
と読み始めると、娘は勝手にページをめくりだす。

そして仏像の写真で一生懸命指をさして話し始めた。

仏像、好きなの?
パパも、好きなの、仏像。
血は争えないね。
それとも、こういう感じの神様、生まれる前に会ってきたのかな?

今度、仏像がもっと載っている写真集借りてこようか♪
でもせっかくだから借りてきた絵本も読んでね。

※この内容は2015/6/26に書いたものです。

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