1歳になりたての読書家

絵本を片手に
「パパ」
と言って、この本を読んでとおねだりをする娘。

娘が持ってきた絵本を読んで、
「はい、おしまい」
と言って絵本を閉じると、娘ははいはいして本棚へと向かった。
そして本棚の一番下の棚から絵本を一冊取り出して、

「パパ(パパ、これ読んで)」
とまたおねだりする。

「わかった。じゃあ絵本をこっちへ持ってきなさい」
と、手招きする。
片手で絵本を持ちながらハイハイするのは大変な運動だ。
とても移動しづらそう。
何度も途中で
「パパ(これ読んで)」
と甘えてくるが、僕はそんなに甘くない。
厳しいパパなのだ。

「読んで欲しかったら、ここまで持ってきなさい」
と言って、手招きだけする。

娘は一生懸命ハイハイして近くまで持ってきて
「パパ(これ読んで)」
と再び絵本を差し出す。

持ってきた本を読んで、
「はい、おしまい」
と言って絵本をたたむと、また本棚へ行って絵本を持ってくる。

そんなやり取りが7度続いた。
さすがに絵本読み疲れたわ。
絵本取りに行くの疲れたでしょ?

娘の目はキラキラしていた。
絵本のある限りあたしは持ってくる。
そんな瞳だった。

・・・ちかさん、タッチ。

※この内容は2015/3/2に書いたものです。

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コウスケ@7色のキャリア
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