慈さん、事件です。。
朝早く、打ち合わせがあるため出て行った妻。
家には娘と二人。
最近はなんでもイヤイヤな娘は、着替えの途中でもイヤイヤ。
お尻丸出しで走りだす。
しばらくはしゃいだあと、急に大人しくなり、突然五体投地でアラーに祈りを捧げ始める。
頭を下に、お尻は上に突き出されている。
何してんの?と不思議に思ってみると、
プス・・という音が。
そしてお尻の穴がひくひくしている。
「うんちしたいんじゃないの?」
と尋ねると
「うんち、ない!」
まるで太陽が西から昇ることは絶対にありえないかのように断言すると、アラーへの祈りを中止して駆け出す。
駆け出したと思ったら急に立ち止まった。
「・・ちっち」
ほら!見ろ、やっぱりじゃないか!
急いで娘を抱えてトイレへと駆け込む。
ドアを開け・・・あっ。
・・・間に合わなかった。
丸出しのお尻からムリムリムリと山吹色のモノが吹き出ていた。
そしてトイレの手前で落としてしまった。
まずは娘を便座に座らせておしりをきれいに拭く。
「ちょっと待ってろ」
と伝え、娘の落し物を処理。
何でこういう日に限って柔らかめなんだ、君は。
床を雑巾がけして娘をリリース。
自由にされまた駆け出した。
ふう、朝っぱらから余計な仕事をさせよって。
一息ついて娘のところへ戻ろうとして踏み出した第一歩。
踏み出したその先がいけなかった。
しかし、こんなことがあろうとは想像もつかなかったのだ。
むにゅ
漫画などではこういうシーンで時間が止まったように描写されることが多いが、
現実ではまったく違う。
足の裏に違和感を感じた瞬間に咄嗟に飛び上がってしまった。
残っていた、残っていたんだ。
僕の死角に。
しかも、裸足!直に感触が!こんな感触は人生初だ。
お風呂場がトイレの隣だったことは不幸中の幸い。
沈む気持ちを抑えながら足を洗って再び処理。
今度こそ、大丈夫だろうな。
念入りに辺りを見回す。
静かだな。
部屋に戻って娘を見ると、足に少し山吹色が付いているのが見えた。
拭き忘れたかな?とお尻を見てみると、これは違う!!
またどこかに落としているはずだ!
先ほどのおぞましい感触が蘇る。
「ちっちしたの?どこにしたの?」
「ここよー」
のんきな受け答えをする娘の指の先には山吹色が・・!
もうやだ。。
今日はゆるい日だったんだね。。
※この内容は2016/2/20に書いたものです。
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