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理由は脳の特性にあった!~なぜエンディングノートを書くと感情が動き即、行動できるのか?~

なぜ、エンディングノートを書くと感情が動いて即、行動できるのか?

この記事では、「エンディングノートを書くと感情が動いて即、行動ができるようになる理由」を解説します。

私は、自分の作成したオリジナルエンディングノートを書いた人の感情が動いて即、行動ができるようになった理由がわからずにいましたが、
私自身が今までに体験経験した色んな大変ことを乗り越えてきたときに学んだ脳科学や心理学から導き出した持論をシェアします。

エンディングノートに「書く内容」と「書く順番」による効果

まず、エンディングノートに書く内容と書く順番による効果からお話をします。

効果1. 自分史で自分を思い出す

エンディングノートは何を書かなければいけないという決まりはありませんが、私は自分史を必ず書くことをお薦めしています。
なぜなら、自分が生まれてから現在までに経験・体験してきたことをすべて思いだす作業をすることで、すっかり忘れていたその時その瞬間の感情や考えを思い出すからです。

自分の成長してきた生まれてから今現在までの一連の流れを改めて把握する、再認識するなんてことは普段の生活の中では殆どの人がしていないですよね。

自分史を書くことによって、自分が忘れていたワクワクした感情や考え方、思考のクセや成長過程を、時間が経過した今だからこそ自分で俯瞰的に見ることができます。
そして、自分史を書くことで自分がやりたかったことを思い出すこともあります。自分の中に眠っていた本当の気持ちが少し復活し始めます。

ですから、自分史を書くのは面倒くさいと思うかもしれません。実際、書き出してみるのは大変です。40代より50代、50代よりも60代の方がより思い出す歴史が長くなる上に脳は衰えていますからね。
しかし、自分の人生を今よりももっと良い方向に変えていきたい人は必ず書いてみてください。
これが自己理解の入り口になります。

効果2.現在の自分を整理できる

次に今の生活状況を書き出していきます。自分の現在の健康や経済状況、仕事や趣味、人間関係などの各ジャンルについて現実を文字で見てしっかりと把握することができます。ここで自分の現状に対して満足しているジャンルとまだまだ不満に感じているジャンルがわかります。

  • もっと、趣味の時間を増やしたい。

  • 健康面に気を付けていきたい。

  • 人間関係を良好にしたい。

  • 仕事を早期退職して自分で起業してみたい。

  • 自分の人生をより良くしていきたい。

  • もっと楽しみたい。

  • もっと刺激が欲しい

  • ワクワクしたい。

  • もっと社会と繋がりたい。

など何かしらもっと快適にしたいジャンルが出てくる筈です。

効果3.未来を想像することで脳が勘違いをする

そしてここからが一番のポイントです!

ここまでで過去の自分、現在の自分を把握ができたら次は、自分の将来に起こるかもしれない万が一のときに備えて自分がどうしたいのか?どうして欲しいのか?を考えていきます。

  • 万が一、自分が治る見込みのない病気になったらどうしたい?

  • 万が一、認知症になったらどうしたい?

  • 万が一、介護が必要になったらどうしたいのか?

など、万が一のことが起きた場合にどうしたいのかを考える質問に向き合っていきます。

その後に必ずやってくる自分が亡くなったときの葬儀や埋葬、供養についてや相続・遺言についての質問に向き合って自分の希望を書いていきます。

  • 葬儀はどういう形式でやりたいのか?

  • 亡くなったことを連絡して欲しい人は?

  • 財産をどう相続させたいのか?

  • 埋葬や供養はどうして欲しいのか?

など、必ずやってくる自分の死後についてどうしたいのかを考えていきます。

今、質問に向き合って考えて回答を出した段階では、まだ実際にこのような状態になっているわけではないですよね。
この質問に答えている今はあくまでも「もし、〇〇〇になったら?」という想像の話です。
今はまだ起きていない想像の話なんですけど、ですけどっ!
脳は、今、起きていることだと勘違いするんです。脳は現実と想像を区別できないんです。
このことを知ったとき私は、「あっ!これだ!」とわかったんです。
繋がったんです。

今まで、なぜエンディングノートを書くと感情が動いて、今まで何年も何十年も抱えていた大きな課題がクリアになるのかが説明できなかったんですけど、この脳の特性を知ったとき私の中で謎が解けました。

要は、脳は現実と想像を区別できないということは、「自分が万が一、治らない病気になったら?」とか、「認知症になったら?」とかを想像して、
次に自分の死について考えることで、徐々に脳は、自分が死に近づいていると勘違いしていって、最後は「死」に至ったと思ってしまうんです。

そこで、人生最期に出てくる隠れた感情が出てきて強烈に本音を感じることができるから、エンディングノートを書き終わったときに、
即、その人生最期に感じるはずだった自分の本心がわかって、生きていることに感謝して即、行動ができるんだと私は理解しました。

これは私独自の見解ですが大きくズレていないと思いますし、これで十分な答えだと考えています。

エンディングノートは行動トリガーの役目

行動に移せない理由は多くの場合、自分の本心が曖昧だからです。エンディングノートを書くことで、今まで埋もれて把握できていなかった潜在意識にある自分が本当に望んでいるライフスタイルや自分の状態などの願望が顕在意識の領域に出てきて自分で認識できるようになって、このままでは嫌だ!ダメだ!という感情が湧いてきて行動に繋がります。

エンディングノートを書くことで、「自分の死」を意識さざるを得ない質問に向き合います。

脳は「命の危険」を避けることを一番に考えて人を誘導してくれています。しかし、私は「死」を意識し続けることは必要なことだと考えています。
人は必ず死にます。
「メメントモリ(人は必ず死ぬ、今を楽しめ。)」、「死ぬこと以外かすり傷」などといいますけど、エンディングノートを書くことで、本当にそうだと心底実感できるから、今まで重たく大きく感じていた課題も大したことじゃないと思えて、即、行動できるんです。

エンディングノートを書くことで命にリスクなく「「死」を強烈に脳で体験することが最大の行動トリガーである。」と私は考えています。

脳が強烈に死を意識することで得られる人生の変化 

脳が強烈に死を意識することで、「自分の時間は有限である。」ということを強く認識させられます。
「誰にでも人生最期の時は来る。」という誰でも知っていることだけど、日常元気に過ごせている人は特に意識しないで生きています。毎日を過ごしています。
人は期限が明確でないとついつい先延ばしにしてしまいます。期限があっても夏休みの宿題、仕事の期限のギリギリまで完成を先延ばしにします。

期限が明確にわかっていない、いつやってくるのかわからない未来のことを人は軽く捉えるクセがあります。

でも、自分の未来を変えることに時間を使うことが人生を好転させる、より理想に近づくためには重要なことです。

時間の大切さを再認識できる

時間を意識できるようになると貴重な時間を誰と過ごすのかも絞り込むことができて、余計な人との時間をカットして大事な人と過ごす時間を増やすことができます。自然と人間関係が見直されて関係性を深めることや関係の修復に繋がっていきます。

私は仕事で相続手続きをさせて頂いて感じることは、相続で揉めるのは財産の多い少ないではなく、人間関係が根っこの問題です。
結局は、兄弟姉妹であろうが、どんな関係でも本当に心からお互いに大事に思えている関係であれば、相続問題は起きないです。

お互いに思い合っていなかったとしても、誰か人でも器の大きさも持ち合わせていれば、もっと揉め事は小さく済んだだろうといつも思うのです。

ですから、本当に自分が幸せに生きるためには自分の器を広げる精神的な勉強をしていくことが必須です。
そのためには、自己理解が必須です。その入り口の質問と向き合い、まずは自分の時間には限りがあることを強烈に脳でわかることがスタートダッシュになるわけです。

ですから、私は何のリスクもなく気分の死を感じることができる質問集(エンディングノート)を全世界の日本人に広めていきたいんです。

  • 人生最期に後悔したくない

  • 今をもっと楽しみたい

  • 自分を変えたい

と思っている人は、無料のエンディングノートをプレゼントしていますので下記のリンクから手に入れてエンディングノートを書いてみてください。

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エンディングノートを書く具体的なステップは前回の動画で解説していますので、そちらの動画も参考にしてください。


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清水友子/エンディングノート行政書士
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