ジブンnote「山田崇さんのセミナー」
今回のセミナーのキーワードは二つでした。
「圧倒的当事者意識」(ATI)と「唯一無二」でした。
圧倒的当事者意識というのは、市役所の職員として市民の生活に寄り添うだけでなく、自らが当事者になることで、地域課題を体験することが自分にしかできないことだと言ってました。
また、唯一無二という言葉は、今この瞬間、目の前で起きていることはその人にとって唯一無二の時間であり、その時間を楽しむのか、嫌がるのかそれも自分次第だということでした。
公務員の仕事を話す前に、価値観の部分でとてもかっこいい人が来たなぁって感じでした☺
そして、その話だけで自分の公務員に対するイメージがいかに偏っていたかを感じました。
山田さんがおっしゃるように、決まった仕事を決まった量こなして、一律のサービスだけを提供する仕事をしている公務員が99%いるというのも事実だけど、イノベーターとして頑張っている1%の話を聞けたことはとても面白かったです。
しかし、この99%の「ラガード」と呼ばれる人たちの仕事は2040年に公務員を半減することによって大きく減ると予測されています。
つまり公務員もいつまでも「前例主義」に固執して、自分の目の前に起きている課題に対してアクションを起こせないのならば、半減の対象になることは明らかだということです。(その仕事は機械の方が正確だから)
そして、近年楽しい仕事をしたいという人が多いが、楽しいことをしていたらそれが勝手に仕事になっているだけで、「楽しい仕事」というものは存在していません。
では、地方自治体の職員「公務員」であることのメリットとはなんなのか。
それは「成果を出さなくてもいこと」だとおっしゃっていました。
要するに、決められた就業時間さえ机に向かっていれば、残りの時間は何をしていてもいい。ということはその時間を楽しいことに使うことが今の山田さんの楽しい人生に繋がっているということが分かりました。
また地方自治体はより地域に密着して政策を取り決めることが出来るのでそういった問題を対処するべきだということでした。
ここで新しいパワーワードで、「きつくない仕事はあなたがやらなくてもいい仕事」ということでした。
なぜならきつくない仕事は誰かがやるから。
何かを変えたいとか、頑張りたいと思っているという方はきつい仕事を続けるということが大切です。
ただ、言われたことをやるのはつらいですし、面白くないです。
そういう仕事は、言われたことをやることが得意な人や機械に任せましょう。
それよりもあなたが本気で問題視していることに小さなことからコツコツ解決のために動いていきましょう。
重要なのは、続けることです。なぜなら、今は正解がない時代だからです。
続けて、価値がついてきたときにはじめて認めてもらえるのです。
しかし、そのようなことは、最初は多くの場合否定されます。
だから、こっそりやってやり続けて、更に続けて・・・そして初めて人に見せることが出来るのです。
これからは「コラボレーション」に併せて「コ・クリエーション」の時代です。
コラボレーションとは、ゴールが明確に決まっていて、その達成のために協働することです。
コ・クリエーションは、ゴールは分かっていない(正解がない)状態で、どうやって進むか?を一緒に考えて行動するということです。
とにかく正解のない時代(VUCA)なので、とにかくやりたいと思ったことを突き詰めていくことが大事です。
その時に大事なことは、「記録すること」です。
記録を残しておくことで、自分がその時の気持ちに立ち返ることが出来ますし、私自身もその目的で書いています。
また正解がないからこそ、失敗にこそ価値がある時代です。
失敗した時の感情や状況を記録しておけば自分も、そしてそれを読んだ周りの人も同じ失敗を繰り返さなくて済みます。
つまり、私たちがこれから望んでいく時代というのは正解がないからこそ、失敗の繰り返しが一番もったいないです。
この記事を読む人は少ないでしょうが、この記録を残しておくことは必ず自分のメリットになると信じて、これからもことあるごとに記していきます。