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リーテ・ラトバリタ・ウルス・アリアロス・バル・ネトリール

つい先日、友人夫婦のお宅にお邪魔した際
友人の子どもから
「あなたのゆめはなぁに〜??」と聞かれた。

即答できなかった。

自分の口から出た言葉はなんとも情けないが
「なんだと思う??」だった。

未就学児に対してあろうことか
“質問返し”をしてしまったのである。

心底情けない。

その日はそのことばかり考えてしまい
本当に一睡も出来なかった。


その日から改めて「夢」について考えているが
現時点では言語化することができない。

漠然と子供の頃に抱いていた理想の大人像はあるが、思い描いていた当時と比べても解像度は上がっていない。

それが8Kばりの高解像度に上がったとしてもそれが夢かどうかはわからない。


生活の中で短期的な目標は立てており、達成していることもあるが
それらのほとんどは仕事に関することであるし
やはり目標と夢は全く異なるものだと強く実感している。


小学3年生の頃までは
夏休み時期に入道雲を見るたびにラピュタに思いを馳せていた。
「ラピュタを見つけたい!」ということではなく
「パズーのような冒険をしてみたい」と願っていた。

振り返るとこれまでの半生で、最も明確に言語化できる「夢」はこれなのではないかと思う。

パズーのようにトランペットで「ハトと少年」を奏でることができなければ、40秒での支度さえできない私であるが、言語化できる夢くらいは持ち合わせていたいと感じるようになった。

月並みではあるが『自分探し』の有用性についても軽んじてはいけないとも痛感している。


思い返せば、私もご多分に洩れず
就職活動を始める際の第一歩として自己分析なるものを行った記憶がある。

その際も、自己を明確に言語表現できない
曖昧な状態のまま就職活動を完遂してしまった。
この機会を逃して今まで来てしまったのは相当手痛い。


まさか4歳児の放つたった10字程度の言葉で
ここまで追い込まれるとは想像だにしていなかった。


インドに行き自分を見つめ直して
人生観180度変えるタイミングってもしかすると今なのか???????????

確かめるためにも明日はCoCo壱に行ってみることにする。



ちなみにタイトルは『天空の城ラピュタ』の作中で、ヒロインのシータが幼少期におばあさんから困った時に唱えるようにと教わった呪文である。

ラピュタが好きな人の割合と毎日靴を履く人の割合は
寸分違わぬ同値であると断定しても差し支えないであろう。


よろしくどうぞ。

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