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同じ社会福祉部署内の別窓口の対応の差。

以前、役所の建物に来るまでダイナミックアタックする人や窓口で職員さんに対する傷害事件をよく目にしていて、うわっ!なんでそこまでするの?とため息をついてた事がありました。

自分の不満をぶつけるのは物でも人でもダメですし、理由はどうあれやったら自分の立場はますます悪くなりますよね。

私はこのような不満解消はしませんが、何となく行動に出てしまう人の気持ちが理解出来てしまうような事が今週月曜日にありました。

それは生活保護決定を受けて保護費支給で市役所窓口に出向いた時に体験してんですね。

その日も午後からかなり高気温になるので朝早めに家を出てと思い、一歩外に出たら既にうだるような暑さで時間ギリギリにバスに乗りました。

市役所内はまだ閑散としていてコロナ感染を心配していた私は拍子抜けでしたが、これでこの時間帯に来るのがベストだと学び、そこまではよかったのですが。

窓口に立っても誰1人すぐに来ませんでした。奥の方で3人立ち話をしながらこちらをチラチラ見てても誰かに声をかけて窓口対応を促す事も全くしなくて待つこと5分くらいだったでしょうか。

自分達の仕事最優先でこちらをその他の人は目を向けること無くデスクに向かってました。

ここでもう、あぁ!今まで対応してくださった後ろの課の方が良かったな……とポツリ思ってしまいました。

すぐ目の前を通った職員さんも素通りしそうになったので声がけしました。

20人以上いる職員さん多いのに全く対応しない事にちょっとムッとしてしまいました。
数ある市役所内窓口で唯一ここだけだなとぐるりと周りを見渡したら後ろの課のもし担当相談員の方と目が合って挨拶と近況報告。あともう1人の担当者もすぐに来て体調や家庭内の様子や娘の事もお気遣い頂きました。

地域、障害福祉関係の皆さんは誰かが常に窓口を意識的に見渡して誰か訪ねて来たらすぐに対応してくださいます。
キョロキョロしてたらすぐに声をかけてくださいます←私。

もし、職員さんが窓口対応していてどんどん人がやって来ても誰かに声がけして繋いでます。こちらの課は待つ人も多少出ても必ず誰かが待ってる間に声がけして事前に窓口対応の時間を短くするような下準備をされてる事を何度も見かけました。

同じ福祉部内なのに担当課が違うとこうも対応が違うの?とガッカリしました。
一昔前の役所対応を見てるかのようです。

実際に私は娘が保育園児の時に1度福祉給付金について相談しに伺った時、今のこの課が同じような対応でしたが、今いい方に変わったことでかなりの努力をされたのだなと評価してます。

これは最近伺った何処の課の窓口も同じでした。

今までの担当課のその延長にある保護課は最終受付けで確かに日々の忙しさや窓口に来る人の様相も多少なりとも違うとは思います。

人数の少ない課の対応がいいというのはこれはもう『仕事』や『人』への意識が崩れてる気がしてなりません。
これがここの通常運転なら申し訳ないけどトラブルの芽を事前に詰んでない事になり得ます。

目が合ってもなかなか対応指示しなかったのはもしかしたら窓口で対応職員が被害を受けるような事件があったから警戒していたのかもしれませんが、それならもっとこの先の防犯や対応マニュアルを改善しなきゃ悲劇は繰り返されます。

*窓口事件の原因が対応の不手際、加害者が精神疾患罹患者だったかはわかりませんが、前者だった場合。

たった1人、窓口対応は待たせておけばいいやとか誰かがやるだろう、自分は担当じゃないという意識が行動に出てるなら。
それがその課の本質なのだと考えても致し方ないと思います。

人の本性は立場の弱い人への態度でわかると聞きますが、まさにこの事を示してるのだなと思いました。

というのは……

私はちょっと考え方が違う所もありますが少なからず生活保護受給者になったということで自分の力で生活を支えられなくなったという落胆は常についてまわりますし、後遺症罹患で健康体ではありません。

福祉関係の担当職員の皆さんは生活保護受給者の背景を知っていての認識していらっしゃるし、相談に乗り自立に繋げていくのが仕事の1つだと思います。

自立に繋げる背景には将来また居住自治体への納税者としての支援をする目的があるからで、満足度が高い店でショッピングするリピーターさんが増える構造と元は同じなんですよね。

接客態度の悪いお店でモノを買ったり飲み食いして再度行きたくなるとなりませんよね。

受給者の大半は不純な動機で保護を選んだ訳ではないと思ってます。自立できなくなったというのはどんな理由においても心も身体もどこかに多少なりとも傷を抱えていると推測します。

その傷を更に広げるような対応があったなら精神的ダメージで自立までの時間は長くなる場合だって考えられます。

1人1人への対応が変わればずっとここに住みたい!となるし、その恩返しが自立からの納税者復帰じゃないでしょうか?

当面税金でお世話になるのだから、こんなケースぐらい我慢しろなどと思う方もいるでしょう。

私も1人の人間です。
人間としての感情や感性を捨てて声を上げるのを我慢するのは違うと思ってます。

そして元納税者の1人です。
いつか保護から外れたら納税者に戻る時期がやってきます。

その時期が来てお世話になってよかったと思えたらいいなというのが現時点の感想です。

次回は相違してる家賃納付の説明と実際について書こうと思います。

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夢葉輝香(ゆめは ききょう)
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