【サンクトペテルブルク4泊5日旅行ー前編】
Всем привет!
すこぶる快調のローシャです。
記念すべき初投稿(自己紹介を除く)はサンクトペテルブルク旅行についてです。
11月30日(土)から12月4日(水)までの5日間、ロシアのかつての首都サンクトペテルブルクに友人たちと行ってまいりました。
ここからは1日ごとにペテルブルクでどのようなことをしたのか述べていこうと思います。詳細に書いているので、超大作になる予感…!
今回は1日目〜3日目までの前半になります。
1日目(11月30日)
今回はСапсанでモスクワからペテルブルクまで行きました。乗り物が好きなので少しСапсанについて説明しますね。
・Сапсан(サプサン)
Сапсан(サプサン)はロシアの高速列車でドイツ製の列車でもあります。現在はモスクワーサンクトペテルブルク間とモスクワーノヴゴロド間を走行しています。
ドイツ製ということもあり、DB(ドイツ鉄道)のICEとボディーはほぼ同じです。
こうして写真で比べてみるとかなり似てますよね。最高時速は250km/hとICEに比べるとやや遅いですが、ロシアの列車の中では最高速度で走ります。
Сапсанは日本語で『はやぶさ』という意味です。
日本でも新幹線で親しまれている名前です。このような高速列車にはやぶさという名前は割とありがちなのでしょうか?😗
※チケットは『Yandex Go』で購入しました。値段はあまり覚えていないのですが、確か片道で約6,000ルーブルだったような気がします。ですので往復で12,000ルーブル(17,000円)程ですね。
荷物をX線検査に通し、プラットフォームに到着。
乗車する際に本人確認があるので当たり前ですが、パスポートは常に携帯します😤
ロシアでパスポートなしで外出すると大変なことになりますからね!
パスポート以外は何か言われない限り特に見せる必要はありません。
席に座ってなんとびっくり。
Сапсанは充電プラグがないだと!
なので携帯充電器を持つかスマホのバッテリーは余裕もって乗車することをお勧めします🔋
そんなこんなで約4時間でペテルブルクに到着!
到着が20時近かったので体力的にもヘトヘトになりながら宿探しへ…
宿泊先はゲストハウスを借りたのでかなり安くすみました。ネフスキー通り沿いにあるアパートの一室を借りたのですが、かなり老朽化していてお化け屋敷みたいに暗く怖かったです。笑(旅行者の皆さんは信頼性のあるホテルを取りましょうね汗)
旅費は全て含めて約30,000ルーブルでした。
この日は列車に乗るだけで疲れ果て、夕食はЯндекс доставка でピザをデリバリーしました。美味しかったです。🍕
2日目(12月1日)
・Петропавловска крепость(ペトロパヴロフスク要塞)
2日目はペトロパヴロフスク要塞から始まります。
前提知識がないまま訪れたのですが、ここは帝政ロシア成立のキッカケとなった大北方戦争の際に作られた要塞だということが後に調べて分かりました。
星型要塞で日本で言う五稜郭みたいな地形をしています。⭐️
ここには監獄もあり、訪れてみることに。
この監獄にはレーニン、ドストエフスキー、ゴーリキー、トロツキーなど多くの人が収容されていました。
部屋一つ一つの中は広いですが、小さい窓が高い位置にあり、光はほとんど入ってきません。
設備はベッドと書き机だけ。こんなところでずっと過ごさないといけないなんて考えるだけでも恐ろしい…
それに比べてこの部屋はなんて豪華なんだ!執務室なのかな…?
同じ建物の中でもこんなに差があり、囚人と看守という立場が明確に分けられています。😱
監獄に訪れたあとは、しばらく敷地内を散策。道沿いにあったピョートル大帝の銅像。銅像の下に硬貨が数枚あるが、何かご利益があるのだろうか?😆
外が寒すぎて室内に避難すべく、カフェに直行。12月のペテルブルクは身に染みる寒さです。
カフェではПышки(ピシュキ)というペテルブルク版揚げドーナツを買いました。5個で120ルーブル。揚げたドーナツの上に粉砂糖をまぶしたシンプルなお菓子ですが、すごく美味しかったです。
なんだか名前がポーランドのポンチキに似てますよね。
ペテルブルクではПышкиと呼ばれ、街中でたくさん売られています。🍩
結局カフェの席がなく、寒い中外で食べ歩きしました🥶
しばらく散策して気づいたのですが、この要塞にはうさぎの銅像がたくさんあるのです。🐇
硬貨を丸太の上に乗せるチャレンジを通行人がやっていたので真似してみることに。
無事失敗。でも友人はなんと成功。すごいな…
ここに訪れた感想ですが、このような歴史的建造物に訪れることは歴史を改めて学ぶ良い機会であり、ロシアについてももっと学ぶことが出来たなと思いました。
・Храм Спаса на крови (血の上の救世主教会)
ペテロパヴロフスク要塞の後は血の上の救世主教会にやって来ました。
すごい名前の教会ですが、世界遺産に登録されている有名なペテルブルクのランドマーク的教会です。
何故『血の上』という名前なのか気になり調べてみると、どうやらこの教会はロマノフ家のアレクサンドル二世の暗殺がキッカケで建てられたようです。
アレクサンドル二世と言えば農奴解放令の人ですが、暗殺されていたのですか。知らなかったです。勉強になります。😎
建築は…見たことのない珍しい様式。いわゆる玉ねぎ型の教会で、クレムリンにある聖ワシリイ大聖堂と若干似ています。
中のモザイク画の壁面は圧巻と言えるでしょう。
ペテルブルクに来たら訪れたい教会の1つです。
今日は観光地を2つ巡ってアパートに戻ることに。
移動は基本徒歩か地下鉄かバスですが、それぞれの観光地が絶妙に近い位置にあり歩いた方が早く到着する場合が多いです。
それからペテルブルクの歩道は歩きにくいです。人が多い場所は平面ですが、少し裏道に行くと石畳の道ばかりで疲れやすいと思われます。でも美しくて歴史を感じることは出来ます!
私はリサーチ不足でブーツで来てしまいました。笑
ひたすらに歩き続け、疲れ果てて部屋で休むことになりました。
夕食は自炊を決行!実は私にとってこれがロシアに来てから初めてのちゃんとした自炊…これには深ーい理由がありますので、別の機会にまた書きたいと思います。笑
いそいそとスーパーで食材を購入。友人がアイスが食べたいと言いだし、アイスも購入。ついでに酒も飲みたいと言いだし、酒も購入。
この日のメニューは『具だくさんアーリオオーリオ』です。
友人が料理上手なので私はひたすらに食材の下処理担当。海老の殻を剥いてると手が痒くなり、なんとアレルギー発覚。私自身は海老はあまり好きではないので、そもそも海老を使った料理をしたことがなく、この日初めて発覚し非常に驚きました。😱🦐
痒さと奮闘しながらも料理が完成。
味は…
めちゃくちゃ美味い。オリーブオイルとニンニクがよく効いててお酒が進む…
※因みですが、ペテルブルクはスーパーなどでのお酒の販売は21時までと法律で決まっております。
夕食の後にアイスも食べて大満足した日でした。🍨
3日目(12月2日)
この日は友人たちが朝中々目を覚まさず、1人でТеремок(料理チェーン店)で朝食を取ることに。
Теремокはモスクワにもありますし、結構な頻度で利用するので謎の安心感があります。
注文したのはСырники(シールニキ)と Блины(ブリヌイ)でいかにも現地の人!みたいなメニューです。
意外と量があって食べ切るのが大変でした。
朝食を取り終えて部屋に戻ると、まだ友人たちは夢の中でした。😑
皆を起こして本日は何処へ行くのかというと、
そう、エルミタージュ美術館です!
・?Эрмитаж(エルミタージュ美術館)?
なんと、休館日だったーーーーー!😱
ふ、不覚!
ここで計画性のなさが露呈。
何だか今日は人が少ないなーと思っていたら閉まっていたなんて。月曜日は休館日なので皆さん気を付けてください💦
ということで急遽予定変更。
これこそ旅の醍醐味だ!と呑気なことを考えながら、取り敢えず写真だけ撮って移動することに。
昼食はハンバーガー店へ。朝あれだけ食べたのにまだ食べるのかって?
そうなんです。食べます。全然食べれます。
ハンバーガーとポテトのセットを注文。これは体感ですがペテルブルクの人たちはモスクワの人たちに比べて英語が上手な気がします。
それから男性の長髪率が高い笑
どうしてなんでしょう?でも皆さん髪を結んで独自にヘアアレンジしていて似合っているんですよ。
たくさん食べてお腹爆発しました。
・Медный всадник(青銅の騎士)
エルミタージュ美術館からさほど遠くないところにピョートル大帝の騎馬像『青銅の騎士』があります。
ペテルブルクと言えば、やはりピョートル大帝が一番に名乗り出ます。ロシア語でПётр Великий(偉大なるピョートル)であり、ロシア帝国の初代ロシア皇帝である彼は、現在に至るまでペテルブルクの象徴たる人物になっています。
ここは銅像以外何もなかったので、数分滞在して次の目的地へ。今日も寒すぎる。🥶
・Исаакиевский собор(聖イサアク大聖堂)
次に訪れたのは『聖イサアク大聖堂』です。ロシア正教の大聖堂で、人気観光地の1つです。
中央にドームのある大聖堂。チケットは美術館専用と展望台専用の2種類があります。
美術館専用は内部の見学することが出来るチケットです。今回はどちらも行くことに。
まずは美術館の方へ。
す、すごい…
血の上の救世主教会のような壁画。そして金の装飾、大理石などがとても綺麗で荘厳な雰囲気があります。
上を見上げるとなんだか吸い込まれそうな感じがします。
次に展望台へ。
なんと出入口の位置がそれぞれ反対にあり、大聖堂の裏にある美術館の出口から正面の展望台への入口に行くためには大聖堂を半周する必要があります。
少し不便だなと勝手に思いながら(失礼)、展望台の入口に着いて中を見ると嫌な予感が…
そこには恐怖の螺旋階段が!!
最上階まで何段あったかは覚えていませんが、ノンストップで登り続けた結果息切れしました。
友人たちは平気な顔でサクサク登っていくので、自身の体力の無さに幻滅。それでも止まらなかった自身に拍手を送りたい。👏
実は私は高所恐怖症でもあるので、高いところはあまり(と言うかかなり)得意ではありません。足が震えながらも何とか上に辿り着くことが出来ました。
こんな経験はケルン大聖堂に登った以来です。
展望台からはペテルブルクの景色を一望することが出来ます。
16時半に訪れましたが、空は既に暗くなっていました。特に冬は日が沈むのが早いです。
ライトアップされた市内は綺麗です。
・Музей Фаберже(ファベルジェ美術館)
3日目の最後に訪れたのがこのファベルジェ美術館。
ロシアの宝飾家のファベルジェが製作したインペリアル・イースター・エッグを見学することが出来ます!
よくロシアのお土産屋で売られているエッグの元祖本物たちです。🥚
エッグの他にも食器や時計、アクセサリーなどが展示されていますが、どの展示物も贅の限り尽くしたようなものばかりです。キラキラしてます。
特にニコライ二世が母のマリアに送ったとされるこのエッグはため息が出るほどに美しく精巧に作られています。
私もエッグが欲しかったですが残念ながら、今回は諦めました(?)。
さて、時刻も差し迫るところ19時に。
本日も夕食は自炊です。
シェフ(友人)によると今日は豚丼(?)を作るそう。
取り敢えずスーパーに買い出しに行き、食材を買い込み帰宅。
少し休憩してから、料理開始。
なんと卵が双子!🐣🐣
卵を2個割って黄身が4つになりました。
(もしかしてこれってインペリアル・イースター・エッグの御加護…?!)
完成。豚丼なのに卵!となんだかカルボ丼みたいな見た目ですが、これがまたすごく美味しかったです。
スープは私が余った材料で作ったんですよ!(どや)😤
食後にしっかりアイスも食べて1日が終了しました。
就寝。
ということで!前半はここまでになります。実は今帰りのСапсанの中でこの記事を書いております。💻
予定では後半は4日目と最終日5日目についてになります。
後半はまだ執筆していませんが、記憶がなくなる前になるべく早く書き終えて載せれるよう頑張ります。
ではでは!