LIFE FLIX

生活のなかで映画をたのしみ、映画をたのしむ生活を。 なるべく気張らず、肩肘張らず、映画生活はじめましょう。 隔月の注目作品紹介、半年に1回のBEST10を中心に更新予定。

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最近の記事

2024年、9月10月の観ておきたい作品ズ

自分の趣味って何かを、考える。 映画鑑賞も、スポーツも、確かに好きだがそれは果たして「趣味」と言えるのか、最近どうもわからなくなってきた。 世の中にはいろんな趣味の使われ方があると思う。 例えば会社や学校で聞かれた時に 「あぁ、この人はアクティブな人なんだ」 と思われたいがために、スポーツや何かしらの観戦の趣味を使ったり「自身が無害である」という、ある種の特徴のなさをアピールする文脈に依った趣味もよく見かける。“映画鑑賞”も体よくそこで使われがちかもしれない。 そういった

    • 2024年、7月8月の観ておきたい作品ズ

      少しだけ、筋トレをしたりしている。 学生時代から、ものの数年で10キロ超も太ってしまった私は、ついにメタボの診断を受け、因縁の習慣に挑んでいる。 筋トレをしていると、翌日の筋肉痛が少しだけ愛おしくなってくる。 「ガンバレ!俺の筋肉!回復しろ!」 そういう日々になる。心なしか、歩き方も綺麗な気がする。 しかしながら、かつて筋トレは恥ずべき行為と思っていた。これには自分なりの哲学がある。 「筋トレをして得た筋肉、つまり身体の主導権を持つこちらから働きかけてようやく目覚めてくる

      • 2024年、5月6月の観ておきたい作品ズ

        コンテンツを選ぶ時の基準について考える。 映画にしろ音楽にしろ服にしろ、新しいものとの出会いは常に自己を再確認することに繋がっていると思う。 私たちの生活は、それぞれに形があって大きさの範囲がある。そしてコンテンツにも同様にそれがある。「需要と供給」、「ニーズとシーズ」なんかで表現されるものの、もっと本質的な感覚の話に近い。 これらがベン図の中で重なった時、服でいえばしっくりくる感じがして、映画でいえば私の映画だ、という感覚に包まれるものとすれば、ここで重要なことは、自分自

        • 2024年、3月4月の観ておきたい作品ズ

          本当に打ちのめされて、どうしようもなくなってしまった時にはマイクミルズの「C'MON C'MON」を観ている。 先週あたりまでの幾日は、まさにそんな日々だった。 実際のところ、自身のMPが尽きていることに気づいてしまって以来、ただ漫然と、知らない誰かとして日々をやり直している。元に戻るというのは無理な話なのだという事実は、かの日から半年ほどが経って、ようやく腑に落ちた。 そんな一年と少しを過ごしている私として (あぁ、いよいよ終わりだ) と思い立ってしまう時は本当に突然や

          2024年、1月2月の観ておきたい作品ズ

          年末年始は結局あまり休まらない。 つまるところ休みというのは「ほかの大勢が働いている」中で休むからこそなのかもな、と改めて思う。 あと、“とりあえず今日も生きのびよう”程度の意気込みで日々過ごしている身としては、この時期のSNSにおける人々のモチベの高さにも恐れおののいている。全員年末ジャンボ努力賞以外のやつでも当たったのか。もしくは忘年会が本当に効いているのか。 とにもかくにも、世間がやる気に満ち溢れすぎている。それでいて数日後には「働きたくない」とか言っているのだから、

          2024年、1月2月の観ておきたい作品ズ

          より個人的に、より審美的に。【2023映画Best10紹介】【2024期待作紹介】

          2023年は高品質でハイコンテクストな大作の数々が押し寄せた。 あまりにソリッドなそれら作品群の中で、私はといえば、ごく個人的な目線に立った作品や審美的な側面を真っ直ぐに押し出したような作品に心を惹かれた。 今回は2種類の視点から選び抜いた10作品を並べたいと思う。 一つは前述のように、生身の私がとにもかくにも魅了された作品群。 一つはより公正な目線で、2023年における意義を軸に選んだ作品群。 後者については別媒体に向けて選出したものであるが、あえてここでも記載したい。

          より個人的に、より審美的に。【2023映画Best10紹介】【2024期待作紹介】

          2023年、11月12月の観ておきたい作品ズ

          この前初めて仕事に寝坊しました。 朝一から会議だったのに5分寝坊して、とりあえず通信不良のせいにしました。 こんな時、素直に「寝坊しました!スマセン!」って言えないから、いつまで経ってもちょっと安い方のオレンジジュースをスーパーで選んでしまう側の人間なのだろうと思います。 せめて果汁90%とかにしてくれていれば、今日っきり我慢した感も出るだろうに。なんで同じ100%で何種類もあるんだ。高い方買ったらなんか高飛車気取ってるみたいじゃんか。でもポンジュース、君だけは違うね。劇的に

          2023年、11月12月の観ておきたい作品ズ

          2023年、9月10月の観ておきたい作品ズ

          なかなか更新できず。 すみません とは、これまたなかなか、思えてはいないのですが。 最近映画の話が出来ていなくてつまらないな とは、思っています。ので1ヶ月遅れはしましたが更新してみました。9月作品の幾つかはもう鑑賞済みなものも。 ここは数行だらだら話していいところ、としているので 早速の私事ですが、今月から、なんでもない日に有給を取ることにしました。 なんの予定もなく、別に撮らなくてもいい心づもりのカメラを持って、特に遠出はせず、あんまり意味のない有給休暇を、取ること

          2023年、9月10月の観ておきたい作品ズ

          【2023TOP10Movies】上半期振り返り回

          地上で湿度に溺れそうになりながら、そろそろ夏も本番だなぁと感じている日々です。 つまり今年も半分が過ぎ去りました。 今年は(今年も)ドラマシリーズも楽しかったので、例年ほど映画を観れていない気もしますが、思い返せば好きな雰囲気の映画が多くて良い年だったような、年齢がマッチし出しただけなような。 これを読む人それぞれのTop10を聞いて、話して、いろいろ振り返ってみたいです、ね。 ということで2023年公開新作映画の中からベスト3と、それ以降順位なしでTop10をご紹介したい

          【2023TOP10Movies】上半期振り返り回

          2023年、5月6月の観ておきたい作品ズ

          春先は映画館に行くにもポカポカしていて良いですね。 とか言いつつ、実はわたしは4月の間の1ヶ月、“映画鬱”になっていました。 この映画鬱には二種類があって(とはいえこの言葉自体勝手に作り出しているので、何種類もあるかも知れないのだけど)、ポジティブな映画鬱とネガティブなそれがあるのです。 ちなみに今回は少しネガティブなタイプ。 ただ意外にもネガティブなやつは、対処方法もわかりやすい。 そもそもネガティブな映画鬱とは、 「あーもう映画とかしんどいわ、ちょい休も。飲み行こ

          2023年、5月6月の観ておきたい作品ズ

          2023年、3月4月の観ておきたい作品ズ

          早速2ヶ月が経ちましたが、これを読んでいるみなさんはどのくらい映画を観に行けたでしょうか。 紹介した中だと、今年のワーストに入りそうな「バビロン」と、今年のベストに入りそうな「ボーンズアンドオール」があったり、「母の聖戦」のようなとんでもないインパクトの作品があったり、非常に幅のある2ヶ月だったように思います。紹介はしませんが、ラスアスやガンニバルなどのドラマシリーズも楽しかったですね。(年間・半期ベストではドラマシリーズも含める予定) この2ヶ月で思うところですが、今年は「

          2023年、3月4月の観ておきたい作品ズ

          2023年1月、2月の見ておきたい作品ズ

          各月周辺の公開新作の中で ・絶対に観に行くと決めている作品×1 ・特に何もなければおそらく観に行くであろう注目作品×複数 を紹介していくコーナーを始めていこうと思います。 観た映画は随時5行くらいの寸評も上げていこうかと思っていますので、ぜひ鑑賞後にまた読んでいただけると嬉しいです。 ちなみに一月はカンヌ受賞作品が公開されがちなので、割と良質な洋画が多いです。迷ったらポスターで選ぶのもナイスな月。 それと、新作公開は基本的には金曜日になっているので、暇な金曜日ができた際に

          2023年1月、2月の見ておきたい作品ズ

          2022映画総括会

          2022年の年末より、映画について少しずつ見える形にして残しておこうかな と言う試み第一弾で、時期的にも相まってタイトルの通り2022年の映画総括をしていこかという次第です。 最初に私についてですが、現在は普通の社会人25歳です。映画は中学生くらいの頃から友達の少なさが幸いして(?)多めに観る羽目になっていたらいつの間にか生活として馴染んでいた感じです。 普段は映画批評的なことも少ししているので、今後はその流れで時折、話題作の寸評なんかも更新できたらと思っていたり。。。

          2022映画総括会