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専門分野が1つに絞れないのは中途半端なのか?

自分が書いているジャンルの幅が広すぎる!

そのことに対して、「ライターとしてこれでいいものなのだろうか?」と、ちょっとした悩みを抱えていました。

わたしがこれまで書いてきたものは、人物の人生観や仕事観をインタビューする記事が8割がたです。

企業で働くビジネスパーソンやガテン系の職人さん、起業家、タレント、俳優、アスリート、研究者……とにかく「すべての働く人」たちを対象に人生ストーリーを伺ってきました。

その上、メンタルヘルス、コミュニケーション術、子育て術、介護・終活、料理研究家のレシピ紹介に至るまで、「気になる! 面白そう!」と思ったことはすべて首を突っ込んできました。

美容雑誌とファッション雑誌は一度だけ依頼されましたが、そのあまりに独特な誌的表現は、一日二日で覚えた付け焼刃では通用せず、その後、お声がかかることはありませんでした。

切られたことが思いのほかショックだったようで、「わたしはどうせその手の分野は興味ないし……」など、ぶつぶつ負け惜しみを言っていたのを思い出します。

美容ライターとか、ファッションライターとか、専門分野を絞って、そこに特化したほうが、ライターとしてポジションやブランドが確立され、仕事ももらいやすいのかもしれません。

ブランディングのためには何か1つの専門分野に絞ったほうがいいのでは?と思い、考えてみたこともありますが、どれかに絞るのも無理があり……。どうにもこうにも絞れず、途方に暮れました。

専門分野を1つに絞れないなりに共通軸がある


専門分野を持てない自分は何かが足りていないんじゃないか?
このままだと何者にもなれず、中途半端な人になってしまうんじゃないか?

そんな風に思ったこともあります。

わたしのように思ったことある人、いらっしゃるのなぁ……。

ともあれ、専門分野がないなりにも、自分の中の知りたい軸、書きたい軸というものがありまして。

それは……
◎取材相手の人がどういう想いでこの仕事をしているのか?
◎今の仕事に就くために(夢をつかむために)、どういう道のりを歩んできたのか?
◎どんな葛藤や苦難を乗り越えて、今に至ったのか?

表面的ではない、その人なりの仕事や人生への向き合い方。
生き方の本質的な部分に興味をそそられ、その人から紡ぎ出される言葉を拾い集めてきました。

たとえば、料理研究家のレシピ取材に行ったとしても、料理の作り方だけ聞いてくるんじゃおもしろい記事にはならないと思い、

その人が料理を通して伝えたいことは何か? 心がけていることは何なのか?

仕事への想いや向き合い方についても聞くようにしてきました。

はからずも自分が頼まれる取材は、ノウハウだけじゃなく、仕事論や人生論もインタビューしましょう!というものが大半で。だからこそ、ワクワクして、続けてこられたのかなと思います。

専門分野は「人生です」と答えるしかない自分


何が言いたいかと言いますと、

専門分野を1つに絞る努力は自分のような人間には向いていないのではないか?ということです。

わたしの場合ですが、その努力の方向性では力が湧いてこないので、間違っているんだろうなと。

「専門分野は何ですか?」と聞かれたら、「人生です」って答えるしかないから、困っちゃう。

なので、1つに絞れない自分を全面的に受け容れ、「絞れない人」として、このまま生きていくことにしました。

「食」とか「美容」とか「ダイエット」とか、専門分野を持つ人へのあこがれを手放すことにしました。

ただ、分野が幅広くても、根底にある想いは変わりません。

それは、「誰かの人生にプラスになる様々な【生き方】【考え方】を伝えたい」ということ。

わたしのように「幅広くてどうしたものか……」と思っている方も、仕事をする上で自分が変わらずに持ち続けているもの、大切にしている想いは必ずあると思っています。

絞れない同盟を結びましょうか。

さて、今年の2月から、Twitterでつぶやき始めました。日々勉強です。
よかったらつながっていただけたらうれしゅうございます。

誰かの人生のプラスになる情報、言葉をお届けしようと心がけております!



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