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7日目:ゆっくりとでも、そこにいることで生まれる自分の立場と役割をこなしていこう

10月17日土曜日。

大保木の皆さん、大勢がお集まりになりました。
今日は運動会の前日。みんなで会場づくりをします。

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本日の動きを確認し合った後、男性陣はグラウンドのテント設営を始めました。
にしても昨日から降り続く雨で、グラウンドはぐちょぐちょ…
雨の中でもレインコートと長靴で頑張ります。

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万国旗も絡まりをほどいて、グラウンドを横断するように端から端へ渡して飾り付け。

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おお…! 多いな(笑)
こんなたくさんの万国旗見たの、保育園のとき以来。
何の競技も始まってないのに、すでに盛り上がってる気さえする(笑)
これだけで十分華やかですね。

一方、女性の皆さんは講堂にて、文化祭の準備中。
そう、大保木の運動会では同時に文化祭も行うのです。

第一回目の投稿(1日目)で大正琴のサークル活動について、そして6日目の投稿では、ちらっと手芸クラブというのが出てきているのだけど、大保木公民館では毎月1~2回くらいのペースで各種サークル活動が行われている。

大正琴、手芸、そのほかに、かずら細工というものがある。あと、運動ごとでは囲碁ボールという遊びがある。
囲碁ボールの紹介はまた以後することにして(囲碁だけに)、
かずら細工とは、葛(つる草)を編んで作られるもので、この土地の人は平成11年からずっと作り続けているという文化的で素朴な工芸品なのです。

主にその3つのサークルに各々所属する人が、作品を持ち寄って展示を行います。
今年は人権団体も加わり、中森宜光氏の作品をたくさん出品しています。

壁に紙を貼ったり作品を引っ掛けたり、
机を整え、販売用の品も並べて、準備を進めていきます。

文化祭の作品展示に関しては、後日改めてきちんと書いておこうと思います。

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そうして10時半になったころ、休憩時間に入りました。
実は今日、公民館の主事さんは所用あり、街へ降りなければならず、朝の集まりの後はしばらく不在に。

その間、私は全体の様子を見て動いていこうと思い、あちこちまわって作業を手伝ったり、パシャリパシャリとカメラを向けて、資料集めや情報発信のために撮影していました。

正直、気持ち的には、ちょっと不安というか。

まだまだ公民館活動には不慣れで、見様見真似で動いたり、主事さんについていって作業を手伝ったりがほとんどだったので、この後どうしたらいいんだろう…と思う場面が何度かありました。

この時以外にも、実はこれまでにも何度かあって。
でもこれまでは、ほんの数分くらいのことが多かった。けれど今回はほぼ半日の間。

その休憩時間になったときにも、けっきょく館長の働きかけで大保木の方が率先して動くかたちになり、私はそのコーヒーの準備をしている周辺でコップを置いたり、ちょこっと手を出しただけ。
しかも、お湯を注いでいったらポットのお湯がなくなってしまい、男性陣にはコーヒーが行き渡ったのだけど、女性陣の分はお湯が足りずに沸かすところから始めることになってしまい…

急いでヤカンに水を入れて火にかけたのだけど、時すでに遅し、
女性の一人は作業が忙しいとのことで、すぐに飲めないなら後でいいと言って作業に戻り、やってきた他の女性たちも、お湯沸くまで時間あるし急がなくていいかと言って講堂に戻っていくことに。

そこで、ポットに水を入れて講堂に持って行ってそこで沸かせばいいよね、ということで水を入れて持って行こうとしたのだけど、他の方に、持って行くからいいよとポットを持たれてしまい、コップの乗ったお盆と一緒に講堂へ行ってしまい…。

全部一人で持つの大変だし私も行くので…と言って、持とうとしたのだけど、昼食の準備の方を手伝って、とのことで。  

私はなんだかもう、自分が自分でいやになった。

休憩時間になったこと、もっと周知できるように動ければよかったな…
そもそも休憩になったときに、グラウンドにいて情報が耳に届きやすかった私は真っ先に飲み物の準備するべきだったのでは…
というかその前に、休憩時間に合わせてお湯くらい確認して用意しておくべきだったのでは…

と考えれば考えるほどに、もうなんか全然上手く立ち回れてない。
なんて、だめだめな自分。もっと自分からどんどん動いていかないとなのに。
あー、もう、そもそも、主事さんがいない時点で、私が代わりに動いていくんだっていうくらいの気持ちでいなくちゃいけなかったんだと思う。
振り返ればそう思う。
全然周りのことなんて考えているようで考えてないじゃん。見えてないじゃん。何してんのか。

このnoteを書き始めたのは10月に入ってからだ。
けど、大保木と関わり始めたのは今年の4月から。
それでも確かに、ここにいる人の中で一番、日は浅い。

とはいっても、客観的に見てる人とか外にいる人とか単なる参加者とかの気でいてはいけないなと。

もちろん客観的な視点は必要なときもあるけれども、あくまで大保木のことを発信するために、大保木の中に入ってあれやこれや動き回っている以上、もう数か月も公民館にお邪魔しているわけだし、こういうときに動ける人でいないと。

少なくとも、私はそうあるべきと思っている。そうでありたいとも思っている。
だから今回はちょっと上手くなかった。私の中では思う節だらけの一日。
落ち込むなあ。改善点がはっきりしたけど、ため息出るなあ。。。



私は人の輪の中にいてみんなとわいわいするのは好きだ。
けれど、人の輪の中に自分から入っていくのが得意ではない。

全体として雰囲気が出来上がっているところに、突然ひょこっと入っていけるかどうか、というのは、正直、人間関係によるところが大きい。
仲のいい友達ばかりなら、さらっと入れるけれど、初めて会う人たち、まだまだお互いをよく知らない人たちの集団の中に入っていくことには、少し抵抗を感じてしまうのです。

先程も述べたが、大保木の中で過ごす時間ができ始めてからまだ半年程度。
その時間が増えてきたのは9月頃からで、それまではメインとする仕事が忙しく、行事にやってきてあとはちょこっと顔を出すくらい。大保木の人たちとの関わりもコロナが落ち着いてきたこともあいまって、ようやく頻繁になってきたところだ。

そういう状況から考えると、大きな集まりの中で声を出したり動いたり、そこに働きかけたりすることは、私の中にはまだ少し不安があって躊躇してしまうことなのだと思う。

感じのいい人が多いし、小さいことなんて気にせずに快く動いてくれる人たちであることは知っている。物静かに見守る人もいれば、元気で明るく考えをはっきり述べる人もいる。
様々だけど、別に多少のことで気を悪くしたりなんてしないし、寛容な心の人が多いと感じている。

けれどもやっぱり、どこか一歩下がってしまう。
そう、自分らしく動き回れてない状態だったんだんだと思う。
本当はこうした方がいいのかなって頭ではなんかわかってるのに、まわりを気にしちゃってる感じ。  

私の気持ちというか捉え方というか性格というか…そういうことによるところが大きいんだよなあ。

こうした今日のことを少し、帰ってきた主事さんに話したら、
私は何年も繰り返しやっているからね、最初からそんなに上手く動き回れないものだよ、と言っていた。

主事さんは、この公民館で勤めてもう10年以上経つ。
そう考えたら、半年しか身を置いてない私なんて来たばかりの何もよく知らない人同然だとも思えた。
そりゃそうか。まあ、これからか。
…っていっても、今日はさすがに…ってやっぱり無限ループ入っちゃうんだけど(苦笑)

私のこの、私に対する負の感情なしに大保木の良さを発信できればいいのだけど、まだまだ未熟者で至らない点ばかりなので、そうもいかなさそうです。

とはいえ、今日は良くなかったとか自分のことだめだめだとか言っていても先には進めないので、まだまだ伸びしろがあるなあとか、反省して次に生かそうとか、そういう気持ちで前向きにいきたい。


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前日には閉会式後の抽選会で使うリボンづくりもせっせと済ませました。

明日はついに運動会当日。
途中、講堂のコンセントの電気が漏電するなど、ハプニングは起きたものの、開催は無事にできそうだ。             

予報は晴れだけど、グラウンドは水はけが悪いというので、、、晴れてもグラウンドはぐちゃぐちゃのままかも…でもひとまず晴れて欲しい。

よっしゃ、明日は今日より上手くやれるように、それなりに自分らしく頑張ろう。


以上、今日の大保木でした。…というよりこめ氏の日のことだったね。

もっと時間をかけてゆっくりと大保木と付き合っていこうと思った人より。


広報活動や事業づくりなど、これからの大保木を盛り上げるために使っていきます。