3.値上げ効果!? 2023.6.11
長期投資
・2倍、3倍になりそうな成長が楽しみな銘柄
上記項目戦略銘柄を、分析していきたいと思います。
3946 トーモク
まずは、会社紹介からです。
大手の段ボール・包装メーカー。段ボール(段ボールシート・段ボールケースのオーダーメイド製品)、紙器パッケージ(印刷紙器)、住宅「スウェーデンハウス」(戸建住宅)、運輸倉庫(貨物運送・倉庫)の3つの事業を展開している会社です。
段ボール 50.3%
住宅 28.7%
運郵倉庫 21%
その中から、私が着目したのは、半分を占める段ボールについてです。
皆さん、段ボールと言えば、何かを梱包するもの。
例えば、ネット通販で物を頼むと、段ボールの箱に入って届きます。スーパーで、ビールなんか買うと、段ボールに入ってきますよね?それ以外にも、家具や家電、野菜や果物、日用品まで、ありとあらゆる物に必要となってきます。そして、1WAYで使え、比較的安価なもの。プラスチックでは代用できないもの。そんな事が強みでしょうか。
昨今、日本では値上げラッシュにはいっているのは、誰もが実感されていると思います。
そんな中、なぜ、この銘柄の段ボールに着目し、長期戦略分析にしたのか、理由をお話します。
まずは、業績の推移です。
じわじわ右肩上がりにきており、今期2024.3月期には上昇が勢いついているのが、お分かりだと思います。
昨年エネルギー価格や、原材料費の高騰があり、下方修正はしているものの、今期の通期業績予想には目を引くものがあります。
そんな背景には、下記資料に目を通していただけるように、
最新の資料ではないですが、段ボールも社会動向により、値上げが月日を追うごとに値上げされていっております。
段ボールは、いっけん価格改定は消費者様になかなか理解されにくい商品だと思っております。しかし、昨今の経済動向により、消費者様の中でも比較的納得された方は、今まで以上にいたかと予測します。
そういった企業努力があり、業績推移にあらわれております。
また、中期経営計画も発表されており、
2025年3月期には、
売上高 2500億円
営業利益率 145億円(5.8%)
を予想しております。
未来の営業利益145億円に対し、現時点(2023.6.9)の時価総額約373億円は割安ではないかと考えられます。また、ライバル企業との差もみていきましょう。
PERが他に比べ優位性があり、配当利回りも3%を超えていますので、好印象だと思われます。
次に株価について考えていきましょう。
上記は日足チャートですが、今期の業績予想サプライズがあり、2023.5.10に出来高を伴い、窓を開けて上昇していっているのが分かります。
その後、直近25日線に差し掛かろうとしています。
月足をみてみると、いったん、2000円に壁があり、その後、2200円に壁があるようにも見受けられます。それを超えていけば上値は軽いと予想します。
以上の事から、銘柄選定をいたしました。
では、いつ買うか?
過去の高値平均PER6.4を参考にし、
現株価 1929円(2023.6.9現在)
EPS 468.7円
現PER 4.1倍(2023.6.9現在)
支持線 1650円(窓埋め)
決算発表前高値 1700円(2022.12.30)
決算発表前安値 1550円(2023.3.16)
まずは、1700付近 or 25日線タッチ付近での打診買い
その後、1550までナンピン買い
目安
1700(PER3.6倍)
1650(PER3.5倍)
1550(PER3.3倍)
初値1500円を割ったら、損切り
目標株価 3000円
理由
・過去の高値平均PER6.4を参考
・ライバル企業 レンゴー PER6.7
※決して推奨銘柄でありませんので、ご了承ください。