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70歳【終活】の達人よりひとこと。

以前、【終活でキレる高齢者】の問題。というテーマで書き綴りましたが、

すべての人がこのように思っているわけではございません。(汗)

そんな話を当社の終活スペシャリストである、Tさんと話していると、本日このような文章を書き綴ってくれました。

・・・・家族に【終活】を勧められてキレる高齢者についてかんがえていたある日、本屋さんで

『すごいトシヨリBOOK』 毎日新聞出版 池内 紀 著

という本を見つけました。

少し、紹介してみます。

テレビでは老いの問題をよくやりますが、そういう番組は30代か40代の若い人たちが作っています。色々な老人を取材したりはしますが、最終的にまとめるのは若い人たちです。(中略)

自分の老いを通じて老い全体の問題を、当人が学べるというのは、他にはありません。誰もが老いのスペシャリストになれるのです。(中略)

老いの面白さは、哲学の命題が横たわっていたり、思ってもいなかった自分を発見する事です。

・・・とあります。

団塊の世代である私は、今現在70歳です。気が引き締まる思いとワクワク感が同時に沸き起こりました。

この本は新しい事を始めようとか、仲間で楽しくやろうかということでは無く、過去の時間をもう少し生き直す「ちいさな復活劇」が主題のようです。そして著者は70歳の時に、市販の手帳を買ってきて、「すごいトシヨリBOOK」というタイトルをつけて、自分が老いるという道の冒険を始めたのです。さらに、「77にはこの世にいない」という予定をたてて、「もういない」という前提の方が行動しやすいと思った。と書いてあります。手帳をつけ始めてから7年。もういないはずの人がいることになる。

そこで、「満期が来たら3年単位で延長する」というルールに変えました。

まさに、「エンディングノート」は、これでいいのではないか。


この事は、40そこそこのひよっこには到底湧いてこない事だ。

そう、思わされた今日の出来事でした。

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