【民間救急】の退院搬送。
今日は、【民間救急】の退院搬送についてご紹介します。
【民間救急】とは、こちらをご覧ください。
『退院』とは、文字通り入院している病院を出る事ですが、
『退院=元気になって退院』
とは、限りません。
ご入院された方にとっては救急車で緊急を要する状態になった為に入院されたり、手術の為の入院だったりします。入院の目的を終えた時に『退院』となります。治療は済んでも、元々のご入院された方の日常生活が寝たきりであれば、ご自身でお家に帰ることは困難です。
また、自宅がマンションや団地などの集合住宅であれば尚更ですね。
この様な時に、【民間救急】をご利用頂いております。
私達【民間救急】の業務において、寝たきりの方の搬送には2名体制が原則として消防署から定めてられております。
お客様を玄関の前までお連れするのがタクシーだとすると、私達はその自宅のベッドまでお連れするのが【民間救急】です。それがエレベーターの無い団地の5階であろうと対応しております。
ご利用頂くケースは、この様な方が多いです。
1.『末期癌などにより余命宣告を受けた方が、余生を自宅で過ごす為に、自宅へ帰りたい。』
2.『末期癌などの方が、家族と共に自宅で過ごしたいので、数時間だけでも連れて帰ってほしい。』
3.『退院後もベッド上での生活をしなければならない為に、ベッドまで安全に連れて行ってほしい。自宅には階段や仕切りがあって家族だけでは到底連れて帰る事が出来ない。』
といった感じです。いづれも大変な搬送となりますが、利用者さまを無事にお連れできた時の安心されたお顔を見ていると、頑張らずにはいられないのです。
【実際に対応した話。】
数年前に、ある大学病院からのご依頼で、危篤状態の方の最後を自宅で看取りたいとの希望を叶える為に病院のドクターが同乗して、自宅である団地の2階へお連れするというミッションを承りました。呼吸も絶え絶えで、非常に厳しい様子の方でしたが、自宅のベッドへお連れできると、安堵の表情が。これをご覧になったドクターが、
「こんないい顔は病院では見る事が出来ないんですよねー。」
この様に仰いました。今は、自分の最後は自分で選びやすい世の中では無いでしょうか。
私もそれを見るとお役に立てて良かったなぁと思います。
当社のサイトでもいくつか退院搬送についてご紹介しております。医療者や介護関係の皆さんに見てもらえたらありがたいです。
多様化する価値観の中で、自分が満足のいく生き方が出来るのが一番でしょうね。
今日もご拝読下さり、ありがとうございます。
感謝