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中国茶のすゝめ

気温が下がり、寒くなってきた。温かいお茶が美味しい季節である。

もともとお茶は好きである。実家にいた頃は毎日のように母が緑茶を淹れてくれたし、紅茶店を見つけたらフラッと入ってしまう。

最近は特に中国茶が好きで、都内のお店を探しては足を運んでいる。中国茶の好きなところは、お湯を注ぎ足せば何煎でもお茶が出るところ。日本茶や紅茶では一度淹れた茶葉は出涸らしとして、淹れても二煎くらいだろう。中国茶はなぜこんなに何度も飲めるのだろうかと疑問に思いつつ、延々とお湯を注ぎ足しては「まだちゃんと美味しい…」と驚いたりする。

茶器にも興味が出てきた。香港公園内には茶具文物館という建物がある。文字通り、さまざまな茶器が展示されており、なんとこれが入場無料である。



個性豊かな創作茶器


紅茶、プーアール茶、烏龍茶、それぞれの淹れ方が、それぞれに合った茶器とともに紹介されている。

サムネイルに使ったのは池袋の梅舎茶館さんの茶器だ。蓋碗で茶を淹れる。蓋を開けて香りも楽しんでくださいね〜とのことだったので開けてみたところ、孫悟空のイラストがお目見えした。その遊び心のあるデザインにクスッと思わず笑顔になる。

お茶は海底撈針。「海の底から針を拾う」という意味で、成し遂げることのできない困難をも乗り越えるというなんとも力強い名前に惹かれた。茶葉も販売していたので蜜蘭香を購入した。

寒くなると心が沈みがちだが、温かい中国茶を淹れて、その香りと味を存分に楽しめる季節と思えば楽しみにもなる。冬のおうち時間のお供に中国茶、ぜひおすすめしたい。

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