紗愁

96年生まれ。映画館か図書館に住みたい社会人。語学が好き。ペンネームはリトアニア語で太…

紗愁

96年生まれ。映画館か図書館に住みたい社会人。語学が好き。ペンネームはリトアニア語で太陽を意味する単語"saulė"が由来。かがみよかがみ▶https://t.co/xYyHijtzNA?amp=1

マガジン

  • 何も考えずに読んでほしいはなし

    頭を空っぽにして、時折クスッとしてくれたら嬉しいです。

  • 海外旅行記

    海外留学体験記、海外旅行の思い出に関する記事をまとめています。

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    映画や本について書いた記事をまとめています。一部ドラマやアニメもあります。

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    これってどうなの?と、あれこれ頭の中でこねくり回していることについて書いた記事です。

  • 人生観のようなもの

    人生について考えてみたり、ちょっと真面目かもしれない記事。

最近の記事

好きな作品のグッズを思わぬところで見つけ、しかも割引されてたので買ってしまった。安くなってるし……と2つ買いかけたところを1つで我慢したのは偉い。 日本のアニメが好きな人が、日本に来たときの気持ちがめちゃくちゃわかる……

    • 中国留学記‐中国政府奨学金出願編‐

      無事に中国に着き、数日が経った。到着して学校の手続きをし、寮の近辺を探検しつつ買い物をし、SIMカードを買ったり銀行口座を開いたりしていたら週末になった。まだ学校も始まらないため、中秋節明けまではのんびり過ごそうと思う。 ちなみにルームメイトはフランス人。中国語初心者のため、部屋ではもっぱら英語を使う。中国に来たというのに、英語を話している時間の方が多い気がする。 さて、入学手続きも終えて学生証も受け取り、正式に留学生の身分を手に入れたので、少し振り返って奨学金の出願のこ

      • 桃を買った日

        家から最寄駅へ向かう途中に、昔からあるのだろうなと思わせる小さな八百屋がある。おじいさんが一人でやっていて、たまに近所の人とおしゃべりをしている。下町の情緒漂うお店である。 駅の近くには大きな商業施設が建ち、その中にスーパーマーケットもある。だから、この小さな八百屋に並ぶ野菜や果物を見ては、時々心配になるのである。心配しながらも、どうせならポイントがつく方がいいと、私も商業施設内のスーパーを利用してしまっていた。 ある日、出かける途中で通りかかると、桃が並んでいた。一つ百

        • 最近のこと、今後のこと

          久しぶりの投稿です。久しぶりなので、少しかしこまって書いてみます。 連日の猛暑ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。私は見事に夏バテ気味で、心なしか腕時計が少しゆるくなった気がしております。 私事ですが、この9月から長期留学で中国へ行くことになりました。 実は長期の語学留学は初めてなのでドキドキ半分、淡々と過ぎる社会人生活に飽き飽きしていたのでどんな刺激的な毎日になるだろうかとワクワク半分という気持ちです。いや、ワクワク8割という方が正しいかもしれません。 ビザ申請

        好きな作品のグッズを思わぬところで見つけ、しかも割引されてたので買ってしまった。安くなってるし……と2つ買いかけたところを1つで我慢したのは偉い。 日本のアニメが好きな人が、日本に来たときの気持ちがめちゃくちゃわかる……

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          スナックデビュー日記

          大好きな作家、鷺沢萠の小説やエッセイにはスナックがたびたび登場する。スナックといえば、小さなお店で、ママと呼ばれる店主がいて、おじさんたちがお酒が飲みに集まる場所というイメージだった。いわゆる水商売の世界で、私が足を踏み入れることはない類のお店なのだろうなと思っていた。 そんな私が、なんと先日スナックデビューを果たしたのである。友人の行きつけというスナックにお邪魔してきた。 都内某所の雑居ビルの一画に店を構えたとあるスナック。少し明るさを落とした照明に、赤いベルベットの椅

          スナックデビュー日記

          世の中って窮屈だなあと思いながら、どうにか折り合いをつけて過ごす日々。時代は変わっているようでまだまだ変わっていない。私という人間は、根本的にこの社会とのそりが合わないのかもしれないが、合わないから努力して迎合する気にもなかなかなれないこの頑固さはどうしたものかとも思う。

          世の中って窮屈だなあと思いながら、どうにか折り合いをつけて過ごす日々。時代は変わっているようでまだまだ変わっていない。私という人間は、根本的にこの社会とのそりが合わないのかもしれないが、合わないから努力して迎合する気にもなかなかなれないこの頑固さはどうしたものかとも思う。

          空港が好き

          この3年ほど、誇張抜きで空港の景色は親の顔より見ている。実家よりも空港に行っている。もはや実家よりも諸々の勝手がわかっているので、実家よりもくつろげる空間かもしれない。 飛行機に乗ることも好きだが、私は搭乗前の空港で過ごす時間も好きなのである。 普通の人であれば、例えば「搭乗時刻の2時間前までにチェックインを済ませてください」と指示があれば、だいたいそれを目安に空港に行くだろう。だが、私はたいてい搭乗時刻の3時間以上前に空港にいて、チェックインができる場合にはさっさと済ま

          空港が好き

          羽田空港は第3ターミナル、スターリーカフェが営業再開。3月からとは知らなかった。空港で見るプラネタリウムは格別である。夜遅めの便にして、時間潰しを口実に延々と眺めていたい🪐

          羽田空港は第3ターミナル、スターリーカフェが営業再開。3月からとは知らなかった。空港で見るプラネタリウムは格別である。夜遅めの便にして、時間潰しを口実に延々と眺めていたい🪐

          東アジアの居心地

          いささか傲慢に聞こえなくもないだろうが、東アジアは居心地がいいということに気づいてしまった。 韓国、香港、中国、台湾へと赴き、次はマカオに行きたいなどと考え、いつの間にか東アジアを制覇しようとしている(が、北の某国があるので難しいと思われる……)。漢字という共通の文化がある。箸がある。米がある。お茶がある。それが東アジアのいいところだ。 個人的にお茶の存在はかなり大きい。ヨーロッパへ行ったときに感じたのだが、持ち歩くためにペットボトルに入った飲料を買おうと思うと、選択肢は

          東アジアの居心地

          音楽の力はすごかった

          君は白鲨JAWSというバンドを知っているか。 カタカナで書くならバイシャ ジョーズ(Báishā JAWS)だ。白鲨の表記からなんとなく察しがつくかもしれないが、中国のバンドである。名前の由来はかの有名なサメ映画JAWSらしい。 中国のバンドだが中国語はもちろん、英語でも歌う。最新MVであるこちらのREDはすべて英語歌詞だ。あまりにも上手い。それもそのはず、ボーカルのMichael Yu(鱼麦扣)はバークリー音楽大学を卒業している。メンバー構成は結成以来3人になったり4人に

          音楽の力はすごかった

          1週間とか長めの休みをとってのんびりするのもいいけれど、急に思い立ってサクッと弾丸で飛び出していっちゃうような気分屋旅行が楽しいこの数年。旅行中ずっと動き回るタイプだから、長いと疲れちゃうもんね。

          1週間とか長めの休みをとってのんびりするのもいいけれど、急に思い立ってサクッと弾丸で飛び出していっちゃうような気分屋旅行が楽しいこの数年。旅行中ずっと動き回るタイプだから、長いと疲れちゃうもんね。

          超絶弾丸シンガポール旅

          ゴールデンウィークは高いしどこに行っても人が多いし、家に引き篭もるに限るなあ〜と思っていた4月半ばまでの私へ。 私は今、シンガポールにいます(なんかこういうCMありましたよね)。 ↑これをやりたいがために、リアルタイムでnoteを更新したくてここまで空港で書いたままにしていた。 *** 4/25に渡航を決め、4/27〜28の1泊2日でシンガポールへ行ってきた。厳密に言うと、27日始発の便のため前日から空港泊をし、28日の夜に向こうを出発して29日早朝着の便だったので、3

          超絶弾丸シンガポール旅

          流転の地球 -太陽系脱出計画-

          太陽系脱出計画……????となってしまうタイトル。『三体』の作者として中国SF好きにはおなじみの劉慈欣の短篇を原作とし、作者本人も監修として参加している中国のSF超大作映画である。 原題は「流浪地球2」。えっ?2作目なの?(2作目でした) 1作目は観ていないけれど、最近原作の短篇を読んだこともあって話の内容についていけないということはなかった。それでもおそらく1作目を知る人にしかわからないポイントがあるのだろうなあとは思うので、何かで探して観れたらと思う。 太陽が膨張し、

          流転の地球 -太陽系脱出計画-

          リトル・エッラ

          マッティンに恋をしてやたら映画館に通ってしまった「ロスバンド」。Blu-rayを手に入れてからもう幾度となく家でリピートしている。そんなことをしていたので、もう2年近く経つことに気づいたときには驚いた。 クリスティアン・ロー監督の最新作「リトル・エッラ」が満を持して公開を迎えた。監督本人も来日し、トークショーやサイン会を開催していたのだが、残念ながら予定が合わず行けなかった。「ロスバンド」を観てノルウェー語を始めたことを伝えたかった。とても悲しい。次回また来日することがあれ

          リトル・エッラ

          味噌汁の思い出

          大学時代のこと、学期末に数多のレポートやテストに追われて徹夜で仕上げるという経験をした人は少なくないだろう。例に漏れず私にもある。 選択必修か何かの科目でレポート課題が出た。ちょっと専攻からは外れるため、なかなか苦労した記憶がある。文献を読み、ああでもないこうでもないと文章をこねくり回し、気づけば心なしか外が明るい。夜は更け、いつの間にか明けた。 授業もあるし、今から2時間くらいは寝ておこうか。いや一度寝てしまったら寝過ごしてしまうかもしれない。それは避けたい。だが脳内は

          味噌汁の思い出

          海の上のピアニスト

          社会人には時間的になかなか厳しい午前十時の映画祭、それでも名作揃いのラインナップは大変魅力的である。中でも「海の上のピアニスト」は絶対に観ると決めていたので、これを劇場で観られたのは嬉しい。 原作の書籍を読んだのはもう4年ほど前になる。図書館でふと目について借りて、どんどんその世界に引き込まれた。 船で生まれ、船で育ち、一生涯船から降りることがなかったピアニストの物語。もう発想が素晴らしい。彼は確実に船の上に存在する。しかしながら、ひとたび船を降りた世界に彼は存在しない。

          海の上のピアニスト