日記 2024.10.21
渡航から1ヶ月半、授業が始まって1ヶ月ほど経った。語学以外の選択授業も始まり、徐々にクラスメイトとも話す機会が増え、寮の同じフロアにいる他のクラスの友人や学部留学をしている他の留学生との交流も増えた。なかなか楽しくやっている。楽しすぎるあまり調子に乗って授業をとりすぎた気がしている。
授業スケジュールとしては1コマあたり90分の授業が1日2コマというのがベースである。ここに選択授業が加わる。選択のためとらなくてもいいし、複数選択してもいい。選択授業の内容は、書道や太極拳といった中国文化に関するものから観光やビジネス中国語、HSK対策まで多種多様である。
中国人の朝は早い。1限目は8時開始である。だが、通学の所要時間は徒歩15分ほどなので、朝ごはんとメイクを諦めれば最悪7時半に起きれば間に合う計算になる。道も平らで歩きやすい。早起きしてギチギチの満員電車に揺られる日々に比べれば格段に楽だ。ただ、右折車とバイクはちょっと怖い。青信号で横断歩道を渡っていても容赦なく突っ込んでくる。だが、こちらの交通ルールとしては違反ではないらしい。(日本では車道を走る自転車が横断歩道に突っ込んでくるのは信号無視になるので、早く取り締まってほしい)
私の最近のルーティーンとしてはだいたい7時頃に寮を出て、通学路にあるお店や学内の食堂で朝食を買い、誰もいない教室でしばし朝のひとときを楽しむというものだ。大学の食堂は朝6時半頃から営業しており、昼食はもちろん夕食も食べられる。しかも安いのでこれはかなり助かる。
8時から授業を受け、終わったらお昼ごはんを食べ、次の授業まで自習室で勉強するなり、友達と喋るなりして過ごす。午後の授業を終えてそのまま寮に帰るか、近所のスーパーやショッピングモールに寄り道して買い物をしたり、夕ごはんを食べて帰ったりしている。寮ではルームメイトと喋ったり勉強をしたり、bilibiliで映画やアニメを観たり、なんやかんや適当に過ごして寝る。だいたい9時頃には疲れて寝ているので、毎日約8~9時間は睡眠時間を確保しており、かなり健康的な生活である。
ただし一つ難しい点としては、ルームメイトと生活習慣が合わないこと。2人部屋の時点で想定内ではあったが、午後まで寝ているルームメイトと午前から活動したい私では休みの日の過ごし方に困る。部屋にいたいけれどカーテンを全開にはできないし、こっちが寝たいのにスマホの光は眩しいし。こちらに思うことがあるように、あちらにもきっとあるだろうということで、私なりに打開策を考えて模索しているところである。
こちらばかり気を遣っているような気もしてしばしば腹も立つが、日本でもガチ中華に親しみ、比較的中国に馴染みやすい日本人の私に比べて、全く異世界といっても過言ではないフランスから来たルームメイトの方が苦労も多かろうということにして多めに見ている。
詳しくは書かないが、奨学金や留学の出願で“心身ともに健康であること”っていう条件がなかったっけ……?と思うようなことをルームメイトに感じており、ため息が出ることもあるが、こちらも引っ張られないよう己を強くもっていたい。そしてつくづく思うのが、ここ数年間でかなり逞しくなったということ。知らず知らずのうちにメンタルが壊れていたなんてことのないように自分の面倒を見つつ、楽しく勉強を続けたい。
(強いて言うならば、一人でフラっと入ってサクッとお酒を飲めるお店が恋しい)