思いやりがある人
あなたは、思いやりのある人ですか?ない人ですか?
誰かに、思いやりがないと言われたことはありませんか?
誰でも、思いやりがある人になりたいと思いますよね?
しかし、どうすれば、思いやりの心を持つ、
温かい人間になれるのでしょう。
仕事でも日常生活でも、
人間関係を良好に保つために大切なのが「思いやり」です。
あなたがしている行動は本当に相手を「思いやって」のものですか?
今回は、思いやりのない人の特徴や、実は「思いやり」とは言えないかもしれないことについて考えてみました。
「思いやりのある行動」って?
「思いやりのある行動」と言われると一見、自分が誰かに優しく接することを考えがちです。
しかし「イライラを表情に出さない」のように、相手に対して不快な感情を抱かせないような配慮や、「相手のために甘やかさない」と、あえて相手のことを考えて厳しく接するなどの行動も「思いやりのある行動」と言えます。
相手のために、時に厳しくすることもあるかもしれません。
「思いやりのある行動」は自分が今まで経験や考えを基に、相手の状況や表情・態度・性格などを踏まえて適切な対応を取ることが「思いやりのある行動」と言えるのではないでしょうか。
あなたは大丈夫?思いやりのない人の3つの特徴
★周囲に無関心で自分が大好き
思いやりのない人はそもそも自分以外の人や周囲の状況に対して関心がありません。
相手のことを思って行動する「思いやるのある行動」は、相手や周囲に関心が向いていないとスタートラインにも立てないのです。
つまり、自分のことが大好きで興味関心が自分にのみあるため、「自分自身に影響がないことは関わる必要がない」というスタンスなのです。
また、相手や周囲に自分の良さをわかってもらいたい願望が強いので、自分の話や自慢話ばかりする特徴もあります。
★自分の欲望を満たすことが大切
自分のことが大好きな思いやりのない人は、自分自身をよく見せることが大切だと考えています。
そのため、自分が何かを負担したり余計なことをさせられる、
あるいは上司からの評価が下がるようなことを極端に嫌う特徴があります。
余計な作業や仕事が増えたことについてネチネチと文句を言ったり、
相手に対して「あなたのせいよ」と臭わせることもあります。
自分の欲望を満たすことが1番なので、周囲の人の都合や気持ちを考える心の余裕はなく「面倒くさいことを押し付けられた」という考え方になってしまうのです。
★率先して動かず人任せ
「自分の欲望を満たす」ことを優先するため「周囲のことを思いやれ」ずに、「自分自身に影響がないことは関わる必要がない」と思っています。
そのため、問題や困ったことが起きても、
率先して考えたり行動することがありません。
「自分がやらなくても、誰かがやってくれる」
という考えが常にあるのです。
また、誰かに何かをしてもらっても、
自分が人の世話をした経験がないため、
ありがたみや感謝の言葉は出てきません。
それって本当の思いやり?自分本位の思いやり
★本当に相手を思いやっての優しさなのか?
「相手を思いやる」というと、「相手に優しく接する」ことをイメージする人が多いでしょう。
もちろん相手の状況や性格を思って優しく接するのであれば、それは思いやりのある行動と言えます。
しかし自分本位の思いやりで行動している人は、
別の動機や下心があって相手に優しく接している場合もあります。
それは「他人に良く思われたい」という考えです。
あなたは相手に対して接している時、本当に相手のことを思いやって行動しているでしょうか?
「優しく接することで、相手や周囲によく思われたい」という考えはありませんか?
本当に相手のことを思っているのであれば、もしかするとあえて「厳しく接する」ことが適切な場合もあるかもしれませんよね☝
★「援助」じゃなく「介入」してしまっていないか?
「思いやりのある行動」とは、相手の状況や性格などに合わせた適切な対応を取ることを指します。
相手の話を聞いて、時には手助けが必要となるケースもあるでしょう。
しかし、相手を思いやり過ぎるあまり
「私がなんとかしてあげないと!」
「この人には私しかいない」と考えて手を加えすぎてしまっていませんか?
これだと手助けしてあげる「援助」ではなく、
自分が主で行動する「介入」になってしまいますよね。
「嫌われる勇気」という本もあるくらいです。
ホントに思いやりのある行動を行うためには、
嫌われる勇気が必要な場面もあるでしょう。
あなたが相手のためにしている行動は
「援助」と「介入」のどちらでしょうか?
ぜひ振り返ってみてください。
「思いやり」とは何かを理解し、思いやりのある行動ができる人になろう!
ホントの思いやりとは何か。
思いやりのない人の特徴や、
実は「思いやり」とは言えないかもしれないことについて考えてみました。
思いやりのある人には、人が寄ってきます。
お金や地位、名誉、才能、美貌があっても、思いやりのない人には、人が寄ってきません。
例え寄って来ても、それには何か目的があります。
目的を果たしたり、利用価値がないと思えば、その人間も去ることでしょう。
また、思いやりがある人が困っていると、誰かが助けようとします。
そして、実際、救われるでしょう。
しかし、思いやりがない人間が窮地に立たされても、
助けは期待できません。
相手や周囲を思いやり、行動するのは簡単ではありません。
思慮深く考え、行動し続けることで、
ホントに思いやりのある行動のできる人になることを目指しましょう!