第4回•分かち合い報告
第4回•分かち合い報告
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2023.11/12(日)安城市民活動センター
★今回は分かち合いの前に、ぐるりと椅子を並べて、座ったままできる心身を緩めるヨガの時間を講師の方と一緒に過ごしていただきました。
優しく導いてくれる声、吸って‥吐いて‥どんな時も共にあるカラダに呼吸が巡っていくのを感じながら、心身が緩んでいくのを感じながら。
いつも頑張ってきた心と身体がほぐれ、リラックスできたひとときでした。
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【分かち合い】
それぞれすこしづつ、自己紹介のあと、今心にあるままの想いを言葉にし、分かち合いました。
初対面でも話される言葉に耳を傾けているうちに、少しづつそれぞれの経緯や人となり、思いが伝わるものですね。
時折ふっと訪れるしじま・・沈黙を、
『天使が通る。』
とフランスでは言うそうです。
ちょっとしたしじまに、『天使が通っているのかな‥。』と、ふとそんな事を思い出していました。
【後半】
今月から、戸を開けて続きの和室でお茶をしながら、堅苦しくなく、くつろいで語り合うスタイルを始めました。(ふと見るとすでにお茶を入れてくださっていた参加者さんも‥ありがとうございました🙇)
今回分かち合いには金沢の自死遺族自助グループ、『ほっとの会』代表、佐藤さまもご参加いただいていました。
あたたかい人柄で、相手を緊張させない空気をさりげなく作ってくれる、心優しい方です。
まだまだ4回目の分かち合いというほやほやの会ですが『愛する人の自死を経験した当事者同士』だからこそ、言わずとも根底にある、相手への労りと優しさに包まれた時間でした。
参加くださった方に、ハンドメイドの可愛いプレゼントをお渡ししました。贈り主さんも自死遺族の方です。
可愛い、こういうの嬉しいなぁ、こういうのっていいね、とそれぞれ笑顔になられていました🍀
【ご感想】
ほっとの会佐藤さまのご感想をいただきました。
『初参加で緊張していましたが
最初のヨガで若干リラックスできました。
分かち合いと言ってもそれだけではなくこんな工夫もありなんだなと 型にはまっている自分に気づかされました。
私はいくつかの会に参加していますが、分かち合いという体験を話し聴くというスタイルはどこも変わりません。
しかし、どの会もその会のもつ雰囲気や感じはそれぞれ独特のものがあります。
それは主催者やスタッフがもつ人柄が反映されていると思っています。
12日の会ではアットホームな居心地のよい雰囲気を終始感じ続ける事ができました。
邪魔をしない、それでいて離れすぎもしないそんな距離感をスタッフのお二人が作り出してくださってるんだなと思います。
話しの内容はシリアスなのですが、時々笑い声もまじり
充実した数時間の体験でした。
ありがとうございました。』
【スタッフ振り返り】
年内最後の分かち合いでした。10月のワークの時もそうでしたが、
和室でお茶をしながらの時間に移ると、ぐっと皆さんもくつろいだ空気になりますね。
私自身、地域の自治体の自死遺族支援に対する協力や理解の温度差の違いにも、
もうだめなんだろうか‥とふと弱気になった時も、実はあった1年でした。
そんな時に、ご縁のあった遺族の方々のあたたかい言葉に救われていたのは私達であり、本当に感謝だなぁと思っています。
まだまだ小さな会ですが、また来年もご参加くださる方にとって『話しやすく、あたたかい居場所作り。』をしていけたら幸いです。
参加者の皆様、そしていつもあたたかいご理解とご協力で、場を提供してくださっている安城市民交流センターのスタッフさま。
本当にありがとうございました。
【金沢ほっとの会】
自死によって大切な人を亡くされた遺族の方が ご自身の体験や想いを語り合い、傾聴し、互いに支え合う 「自死遺族当事者の会」です。 偶数月の第一日曜日の午後に開催しています。 自死でご家族を亡くされた当事者のみ、参加できます。
https://ishikawa-mentalhealth.net/2022/03/18/post-1442
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