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娘の高校受験⑤私立高校

中学2年生の終わりから、進学先について具体的に考え始めました。

娘は、公立高校への進学を望んでいました。

中学3年の最初の塾の学力診断テストでは、併願私立高校に、偏差値73-50と73-65の学校で判定をしていました。
ともに最上位コースはC判定。そのほかは両校ともBやA判定でした。

夏休みごろまでの学校見学や説明会、クラブ体験などCOVID -19 の感染防止のため開催がない状況で、Web サイトやパンフレットで検討を進めました。

主人と私の間で、私立高校に通うならクラブである程度の実績をあげている学校で経験を積んでもらいと思っていました。
娘も同じように考えてくれていて、クラブの実績で検討を始め、次の3校に絞りました。

・塾の成績判定にかけている、73-65の学校。
・クラブ実績全国レベルの、71-63の学校。
・活動の幅が広い、64-45の学校。

娘は、中学3年生の時点で国公立大学進学を目標としてくれていました。
11月になってやっと参加できた学校見学で、64-45の学校では国公立大学受験できるカリキュラムでないことがわかり、現時点の希望順位が下がりました。

実績が全国レベルの高校は、COVID -19 のため説明会に申し込んでは参加できず、を数度繰り返し、縁がないのかも?と保留。

成績判定にかけている高校は、説明会と学校見学会に参加でき、娘と私は勉強面でついていけるか不安がありましたが、全体的に好印象だったので、第1志望としました。

現在住まいを構える地域では、私立高校入学試験を全校同じ日に行います。

あらかじめ中学校との懇談で、中学校から私立高校に9月と11月の実力テストの成績をもとに受験可否の成績相談をする高校を決め、その結果から出願校を決定するという制度です。

まず、塾で私立併願校の三者懇談を行いました。
塾からは、現在の成績では第1希望の高校は厳しいとの評価でした。
実力テストで点数がとれなかったので当然の評価です。

それでも娘は、第1希望の高校を併願校として受けたいといいました。

その言葉から、9月より11月のテストの方が獲得点数が高かったことから解ける問題が増えたことと、ちょうど実力テストのころが塾の履修を減らしていた時期であり12月から全教科とオプション講座も履修するため成績が上がるはずだと考えていること、不合格の時の1.5次試験も検討していることを伝え、私は娘の援護をしました。

話は第1希望の学校を受験する方向で進み、先生も苦手分野克服のアドバイスと解説の時間をとると言ってくださり、成績アップに向けて今すぐ取り組むことなど話を聞いて懇談を終えました。

懇談後、帰宅してから娘が言いました。

「第1希望の高校に、どうしても行きたい訳じゃない。」

聞いた時はすぐに、あなたのために真剣になっている大人をバカにするんじゃないと声を荒げてしまいした。

でも、子どもからしたら、合格が難しいと言われるとどうしたら良いかわからず、そうも言いたくなりますよね。。

それに、進学する高校を決めろと言われても、公立高校進学を希望しているのに私立高校を決めるなんて、子どもには理解できないですよね。
どこの学校もそれぞれに魅力的で良い教育環境を作っているのですから、どこも良くて選びがたいと思います。

とりあえず、クラブ活動にこだわらず、範囲を広げて受験校を検討し直してもらうことにしました。

翌日の夕方、仕事から帰宅したら娘が話しかけて来ました。

「他に通いたいと思う学校がないから、志望私立高校はそのままにする。」

娘より2歳年上のお子さんがいる方の話を思い出しました。
そこもうちと同じ状況で、同じ私立高校の受験を希望していました。

「公立高校が不合格の場合、3年間通う学校だからどうしても受験したいと学校の懇談で言った!」

この言葉を聞けたことに感謝です。

偏差値だけで選ぶのではなく、子どもが「通いたい!」と思う学校、親が「この学校で高校生活を送ってほしい。」と思う学校を選びたいですよね。

学校の懇談でも塾と同様受験は難しいとの評価でしたが、第1志望の高校で成績相談をお願いしました。

結果は、受験可能。
専願なら大丈夫だけらど、併願の場合は入試結果によるのでしっかり勉強してください、というものでした。

過去問を古い年度順に解きますが、なかなか公表の合格最低点に至りません。
数年分解いて、ようやく合格最低点を越えることができましたが、不合格の場合を考え、毎年1.5次募集をしている学校から受験希望校を決めておきました

この地域は、複数の私立高校を受験したい場合、別の県の私立高校を受験するか、出願後にようやく設けられる1.5次、1.7次を受けることになるのです。

余談ですが、今年は昨年と比べ子どもの数が3000人ほど減ったのですが、公立高校の募集総数は2000人の減少でした。
公立高校志願者が多かったためか、普段、1.5次の募集をしていない多くの学校の募集がありました。

私立高校受験直前の塾の理解を確認するテストの席次はほぼ最下位いでした。
それを見た主人は、専願での受験を希望していました。
主人の気持ちを娘には言わず、専願で私立高校高校に進学することも視野に入れるよう話しましたが、娘は公立高校進学を希望しました。

受験の結果は、合格🌸

おめでとう。
よくがんばったね。
本当によかった。


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