24/09/20 自動筆記
蜜柑の夢を信じたことがない。
私は不安に襲われている。自宅に帰っても、全てのスペースを使うことができない。鬼。鬼のような母親の顔が浮かんでくる。なんたる精神分析!私はこの解釈に抵抗したい。
全ての解像度が落ちている。犬や家、自動車に至るまで。よくよく見ると操作可能なのだが、それはシミュレーションの上で操作が可能であるという気が私の心の中にある。
影が部屋に入ってくる。あなたは笑っていて、影越しにもそれを伺うことができる。私は傘を立てかけたところに座っていて、雨漏り、いや、端的には雨が降るのを凌いでいる。
そう、雨はピアノ台にも降っているのだ。このピアノ台の下に潜り込みたいと思う。そしてまたあなたと潜り込むことができたら、と。
窓の外に飛行き雲が浮かんでいる。乗っているのは私で、この部屋を空高くから見下ろしている。ああ、と私。室内サービスはもっと優れたものがよかったなあ。
前を見る。飛行機の座席前方には観光先に関するペラペラした小冊子のようなものを入れる空間がある。私もそんな存在になって、この空間の中に入ってしまいたいと思う。
視点が部屋に戻る。子供が1人、2人、3人と外で球蹴り遊びか何かをしているのがわかる。私はなぜかそれらを「あなたに知られたくない」と感じ、窓を閉めたいと思うのだがどこを探しても窓が見当たらない。
キッチンに移る。先ほど言及した蜜柑があって、その上には蝿が載っていた。これでは食べることができないではないか。
と——視界が流れるように映っていき、中学校か何かの席につく。しかし私はこういう状況であるから宿題を提出することができない。怯えながら、教師から指さされないことを祈っている。
教師はナマハゲのお面をつけているのだが、所詮はこけおどしという印象もある。空間全体もどちらかというと静かな雰囲気だ。
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