資本主義から考察する管理栄養士の役割

ふと、思ったことをダラダラと。
思考の整理する見たいにとりあえず言語化してみます。

11日の東京株式相場は続伸し、TOPIXの終値は約7ヶ月ぶりの高値をつけた。来週初めの自民党総裁が迫る中、菅官房長官は今後10年は消費税不要と発言し、午後の株価指数は一段高となった。

私たちは資本主義の中で生活している。

医療・介護の現場にいると資本主義とは程遠いところにいる感覚に陥ることがしばしばある。
決められた診療報酬や介護報酬の中で利益を出すことが原則である。
特に介護の分野においては利益を出すことに限界を感じることも多い。

管理栄養士が出せる利益には限界がある。
介護現場においては栄養士の人数は少ない方が利益率は高い。
栄養マネジメント加算、療養食加算、経口維持加算、経口移行加算、低栄養リスク改善加算、再入所時栄養連携加算
全ての利用者に対して算定できる訳ではないが、可能な限り算定したとする。
それでも利益の天井は見えている。

私の感覚では、1人で全て算定することは可能である。
ある程度の経験・知識が必要であり、他職種との円滑なコミュニケーションは必須である。給食管理は完全委託とすることでマルチタスクではなくシングルタスクで仕事ができるため管理栄養士の業務効率は上がる。よって1人でも十分に回すことができると考える。

そもそも資本主義的な考え方をすれば
会社の利益=株主の物 とうい考え方ができる。

ともすれば、医療・介護現場においてでた利益は誰のものか?
株を発行していない場合は、経営者の物である。
だとすれば、ここで話が終わる。私たちは経営者のために働いているのか。
しかし往々にして、利益は次の事業にむけての資金や設備投資等に当てられるはず。
そうやって次の事業が生まれ、雇用が生まれる。
種々のサービスを受けられる人がいる。

その渦中に私たち医療職がいる。
事業の中でサービスを提供する役割。

私たちは「改善」を売る仕事をしている。
低栄養から栄養状態を改善する。
食べられない状態から食べられる状態に改善する。
肥満から健康的な体型へ改善する。
これが私たちがするべき仕事の本質であるのである。

資本主義の中を生きている私たちは
利益を出し続けることが大前提であるが、
その過程において「改善」というサービスを提供している。
これを忘れちゃいけない。


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