SNS・インフルエンサーマーケティングのKPIの考え方と設定
皆さんこんにちは。
SNS/インフルエンサーマーケティングを支援するLIDDELL株式会社(以下、リデル)の萩原です。
今回は、SNSアカウント運用・インフルエンサーPR投稿のKPIについてお話しします。
KPIの定義
まず始めに、KPIの定義を改めて確認しましょう。
Chat GPTに3つの特徴をまとめてもらいました。
難しいですね(笑)。
つまり要約すると、「成功するための重要な指標であり、かつ目標に向かって順調かどうかを評価する基準」と言えるでしょう。
SNS・インフルエンサーマーケティングにおけるKPIの考え方
さて、
SNS・インフルエンサーマーケティングにおいて「何をKPIにすればよいのか」という質問をよくいただきます。しかし、しっかりと設定している企業は少ないようです。
デジタルマーケティングの領域では、KPIを定めてPDCAを回していますよね。
一方で、インフルエンサーとのタイアップでは、KPIを定めず走り出してしまうため、効果がわからず、単発で終わってしまうことが多いです。
では、なぜ、インフルエンサータイアップは効果がわからないと言われ「直接売上まで繋がっていない、KPIが設定しづらい」のではないでしょうか?
確かにそうかもしれませんが…よく考えると、そうでもないはずです。
その昔、デジタル・Webマーケティングが登場する前には、広告施策が売上にどの程度寄与しているのか、直接的な計測は難しかったはずです。
現在でも、TVCMやチラシ、OOHなどのオールドメディア施策は計測しにくいものが多いです。
また、デジタル・Webマーケの領域でも、最新のGA4(Google Analytics)や様々な計測ツールがありますが、完全にずれなく計測できるわけではなく、高い精度でも80〜90%で、数値のずれありきで運用されています。
つまり「直接売上まで繋がっていないからわからない」は理由にならないのです。
「SNSをたくさんのユーザーが見ている、使っている」という現状がある限り、
情報は届き、必ず購買までの態度・行動変容に影響を与えます。
上記を踏まえ、SNS・インフルエンサーマーケティングにおける、KPI設定のポイントはひとつだけ。
ということ。
SEOで、滞在時間が長い、ページを最後まで見ているなどのコンテンツが良質なコンテンツとして検索順位が上がるように、SNSでも良質なコンテンツは接触機会が増えます。
SNSはさらに、メディアの中でもコミュニケーションに特化したソーシャルメディアですので、アカウント同士の関係性(フォローし合っている、DMのやり取りがあるなど)も大切です。
つまり、これを意識することで、
投稿コンテンツのエンゲージメントが上がり、
エンゲージメントが上がるとリーチが伸び、
リーチが伸びるとフォロワーが増え、
たくさんのフォロワーと良好な関係性が築ければ、
再び投稿コンテンツのエンゲージメントが上がる…
というサイクルが続きます。
これはインフルエンサー施策を実施する際も同じです。
インフルエンサーとフォロワーのエンゲージメント、
さらにブランドとインフルエンサーとのエンゲージメントが重要です。
・インフルエンサーとブランドの相性(インフルエンサーの選定)
・インフルエンサーとの関係性(自分ごと化をどのくらいしてもらえたか)
これらを良くしていくことで、インフルエンサー施策でもエンゲージメントが上がります。
SNS・インフルエンサーマーケティングにおけるKPIの設定例
前置きが長くなりましたが、それらを踏まえて、KPIの設定例を紹介します。
ブランドの状況やアカウントの運用方針、施策やSNSマーケ以外のチャネルによって変わりますので、個別の相談は是非リデルまでお問い合わせください。
「すぐ売れる!」魔法は、マーケティング施策には存在せず、
地道にコツコツ取り組むことが大切だと、この記事を書くにあたって改めて思いました。
次回は、PDCA運用している中での具体的な改善方法をご紹介します!お楽しみに⭐︎