Public relations 【PR】を改めて考えてみた
SNS・インフルエンサーマーケティング LIDDELL(以下、リデル)PR担当の貫です。
リデルのPR担当になってちょうど1年半。
広報PR職に携わって20年が経ちました。
とはいえ、前職はPR職から少し離れ、ストラテジック・プランナーをしていたので、10年近いブランクからのPR職復帰です。
外資系PR会社で複数案件をぶん回していたり、どでかいグループ会社で番記者さんはじめ多くの記者、記者クラブのみなさん、お取引先の皆様、グループ会社の同じ職の皆様、など、様々なステークホルダーとのリレーションシップに奮闘したり。
そんな大昔とは、今は業務内容も手法も、メディアのあり方まで、多少なりとも違いがありますが、根本は同じなのではないかと思いながらも、手探り状態は変わらずなので、改めて考えてみることにしました。
Public relations【PR】の役割
なるほど。
改めて、定義を確認すると気づきがたくさんあります。
特に
自己修正を図りつつ、良い関係を構築し、継続していくマネジメント
は、難しい。
そして、いまだに「正解」がわからないです。
とはいえ、「修正」しながら「継続」していくマネジメントだからこそ、流動的なのかもしれません。
常に、PDCAとOODAをぐるぐるぐるぐる、し続けているのにも納得できます。
Public relations【PR】の準備
さて、定義を実現させるために、まずは「Public relations【PR】の準備」としましたが、広義なものではないです。
SNS・インフルエンサーマーケティング自体、日本に根付いて10年満たず、「インフルエンサー」という職も市民権を得たのはつい最近の感覚です。
また、リデルはベンチャー企業です。
そんな新しい市場のベンチャー企業でのPR担当視点での「やること」を列挙します。
ネタ探し
「双方向」のコミュニケーションを実施するために、きっかけとして情報発信があります。発信先は社外、社内、問わずです。
そのためのきっかけ作りと捉えています。
例えば…
自主調査
リデルの場合、3万人の登録インフルエンサーから聴取した定量・定性調査をもとに、レポートを定期発信しています。デスクトップリサーチデータ
InstagramやTwitter、TikTokなどの各種SNSプラットフォームの公式発表されている情報、各種オープンデータ、昨今はWeb3.0やメタバースなどの最新事例などをまとめ資料化しています。インタビュー
主にリクルーティングを目的としたBord Memberや社員インタビュー。ビジネスパートナーのインフルエンサー、そして、弊社サービスをご活用いただいているクライアントなど、多種多様な目的で様々な方々にインタビューさせていただいています。
Key message(訴求点)を策定する
さて、様々な「ネタ」を集める前に、その後、コンテンツとしてカタチにするための「軸」となるものを決めておきます。
決めておかないと、目の前のこと、特に制作業務に夢中になってしまうと見失ってしまって、タイトルと本文にズレがうまれてしまったり、情報が散漫な画像になってしまったり、してしまうんですよね。
偉そうにしていますが、ブレブレのコンテンツを作ってしまい、指摘を受けることも多々あります。
言葉探し
料理で例えるならば、こんな感じでしょうか…
この言葉探しの際に役立っている技術が「論調分析」です。
「論調分析」を引用しようと思ったら、なかなか出てこないですね。
「論調分析」は専門用語なのかしら?
SNSでは「ソーシャルリスニング」と言っています。
とはいえ、SNSもなく、Webメディアより新聞・雑誌の紙メディアが主流だったころ、厚みにして5cmぐらいの、大量な記事をひたすら読み込み、分析し続けた鍛錬がとっても役立っています。
「ネタ」と「Key message」を表現する適切な言葉、
今、主流となっている言葉、
を探すために、ありとあらゆるメディアを見ています。
noteの「定番」にあがっているもののタイトルを分析して頻出している言葉、表現などの傾向を探すこともよくやっています。
Public relations【PR】の実務
ここでも、広義なものではないです。
極めて狭義です。リデルでの一例を列挙します。
コンテンツ作り
上記の通り、「ネタ」「Key message」「言葉探し」が出揃ったら仕上げていきます。
列挙してみましたが、各種媒体の体裁にあうように、トーンを変えながら制作します。
制作において、とても重要なのが、パートナーです。
自分で執筆・制作することも多々ですが、ライター、デザイナー、コーダー、校閲者、インフルエンサーなどあらゆるスペシャリストの皆様のお力を借りています。
もちろん、リデルスタッフもです!
仕組みづくり
特にリデルスタッフに力を借りるための仕組み作りも重要です。
意義の理解促進、役割分担、そして効率化。ツールはフル活用し、最近ではRPAなどのテクノロジーを駆使してます。
とはいえ、この仕組み作りが「マネジメント」の始まりなのかもしれないです。
まとめ
Public relations 【PR】を改めて考えてみました。
とても大それたタイトルをつけた割には実務紹介となってしまいましたね。
この大それたタイトルに見合うコンテンツを作りには鍛錬が足りないようなので、満足いくコンテンツが生めるよう今日も自己修正を図りたいと思います。
そして、
SNS・インフルエンサーマーケティングのベンチャー企業のPR担当に興味がある方。ご連絡ください!
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お待ちしております。