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たまには、恋愛のことも。


思い出そうと思って思い出したわけじゃないのに、何かのきっかけで頭をよぎること。もうすっかり忘れてたはずなのに、思い出した瞬間からなかなか出て行ってくれないなんてこともよくある。

昨日の晩、何気なくとあるSNSを見ていたら、前に片思いしてた(というよりは、情でつながっていた)人を見つけてしまった。

本当に、もう言葉通り、アホみたいにその人に夢中になっていた。振り向いてくれないなんてことは考えるまでもなく分かってたのに、機嫌を伺ったり、してほしいと言われたことは何でもしたり。

平気なフリしてずっとニコニコして、友達にも「へ?あの人?うん、いい感じだよお~」なんて見え透いた意地張って、一人暮らしの部屋でさめざめと泣いたなんてことも何度もあった。拗らせる前にやめるから!なんてことを友達には言っていたが、今振り返ればあの時点でもう十分拗らせていたと思う。

都合のいい関係でもいい、それでそばにいられるなら。なんて思ってたり、親友に話したりはしていたけど、本当はちゃんと恋人どうしになりたかった。

結局、彼と私の気持ちが1ミリも一致しない状況に私が疲れ果て、「そんなんだったらもう会わない!」なんて子どもみたいなセリフをぶつけて出て行ったっきり。連絡先も消し、もう2度と見ることも会うこともないと思っていた。


地元でも有名なデートスポットを背景に撮ったプロフィール写真。滅多に笑わないのに、いつも真顔なのに、かすかに微笑んだような表情を浮かべる姿を見て、「あ、彼女できたんだろうな」とピンときた。むず痒いような、悲しいような、ショックのような、不思議な感覚が胸にストンと落ちてきた。


…いや、ショックだわ!そんなポジティブじゃないわ!(笑)

ちょっと落ち込んだので、昨日は自分に思いっきり甘くして、好きなスイーツを2つ食べた。おかげで吹き出物が少しできた。やれやれ。(笑)


この感情も、過去にあった彼とのことも、なかったことになんてのは到底できないので、徐々に自分の日常と馴染ませて、私の一部にしてこれからやっていこうと思う。

完全に忘れることはすぐにはできなくても、いつか「ああ、あんなこともあったね」って笑って言うことができますように。

その時には今よりもっと、その時よりもっと、大好きな人とちゃんと向き合うことができていますように。



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