サイズ - パーツラフ・シュミル
ものごとには(あたり前だけど)適正なサイズがある。
特に最近の市場ではより大きく規模を拡大することを「成長」と呼んで、それをあたかも生物がたどる当然の道理であるかのように捉える傾向がある。でも、きっとその市場にも適正なサイズはある。
この150年は歴史的に前例がないほどサイズが大きくなった時代。。。それによって以前あった制約から開放されたことでたくさんの恩恵があった。成長こそ人類普遍のテーマであるかのような考えも、つまりはこの150年くらいの間に生まれた観念だということになるのだろうか。。。わたしたちの意識や象徴、ステータスなんかもこれにひきずられているのかもしれない。
ものごとのサイズやスケール、黄金比、左右対称/非対称性についても普遍的な「法則」などというものは存在しない。「それぞれに」適正なサイズがある。
りなる