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ほんのひととき
ほんのひととき
頭を真っ白に
思考を止めることに集中します
ほんのひととき
脳の波動をぐっとお腹へと落とし
頭で世界を見ることをやめ
お腹から世界を静かに観ます
すると胸の重さがなくなり
ほんのひととき
あなたに笑みが訪れるかもしれません
胸の不安や恐怖は
思考と感覚の間に生じる不協和音
思考の雑音が腹の音に共鳴すると胸の不安は消えます
心の「重み」をそのひとときのうちに感じるでしょう
心の痛みがあなたの生きる証だと盲信するあいだ
ひとときもその重さから逃れることがありません
しだいに重さを感じることも忘れてしまうのです
ほんのひととき
重みを感じることで思い出すのです
その重みこそが不協和音
不協和音が織りなす幻なのです
りなる