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人間は創造しない ‐ アントニ・ガウディ
人間は創造しない。人間は発見し、その発見から出発する。
『ガウディとサグラダ・ファミリア展』に行ってきました。色々ある建築物のなかでガチャガチャした感があまり好みではないなーと思っていたのだけれど、改めてガウディの偉人(異人?)っぷりを学ぶことができた良い美術展でした!!
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人間は何も創造しない。ただ、発見するだけ。。。この言葉がいちばん刺さった。全ては長い地球の歴史や自然界の中に既に存在していて、我々にできることは、ただその発見なんだと。偉大な大自然を前にして、人間の作品とはその自然を印刷した本のようなもの。。。だからこそ、想像力とは観察力なんだ。複雑そうに見える聖堂の構造も、自然界にある直線とねじれの単調な構造を幾何学的に掛け合わせることで表現している。ガウディの自然観察眼と(3D技術やデジタルのない時代にもかかわらず)果てしない数の試作から完成形を導き出す天才的な「センス」の積み重ねなんだってことを学んだ。
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本noteからインスパイアされて書いていただいたnote。こちらもぜひあわせて読んでいただきたい!!ガウディの言う理念を「謙虚な創造」として考察しておられます。
トランジスターを発明したとか。だから、一見違う概念と言える。でも、その概念をきちんと定義することができるだろうか。トランジスターを発明したと言っても、その原理はすでにあったものだ、なければ発明さえできない。