二面性を持つあなた
私はあなたのおかげで人間の二面性を知ることが出来ました。
そしてそんなあなたを知っているのは私だけが良いなと思うのです。
でもきっとそんな事はないのでしょう。
あなたはみんなに優しい人だから。
その優しさに惹かれたはずなのに、今はその優しさがとても苦しいです。
大好きです。そして大嫌いです。
でも言いません、伝えません。離れたくないので。
あなたに謝りたいことはたくさんあります。
一生分の後悔が私の心をつかみ離そうとしてくれません。
あなたも私と同じ気持ちでしょうか。
もしそうなら、嬉しいです。すごく、嬉しいです。
でもまぁないでしょうね。
私は今日、イラついていましたよ。
あなたなら分かるでしょう? いや、分からないかな。
聖夜にあなたと過ごせない苦しみと悲しさをどこにぶつけろと?
嫉妬深く疑い深い私は「私以外の女性と過ごすのかな」「会いたくないんだ」と思ってしまいますよ。でも、仕事だよね……。
そんな気持ちだったけれど、嬉しい事がありましたよ。
偶然あなたに会えたことです。
短い時間だったけれど、あなたのそばにいられて幸せでした。
ずっと、ずっと一緒にいたいと願いました。
でも時間は無慈悲に過ぎていきます。
悲しかった。寂しかった。離れたくなかった。
それでも私は幸せでしたよ。満面の笑みを浮かべていましたよ。
すごく、嬉しかった……。
それに久しぶりにあなたの顔をちゃんと見た気がします。
ほんの数秒だけど目が合った気がします。
でも思わずそらしてしまった事ごめんなさい。
緊張してたんです。恥ずかしかったんです。
会えない二人をつなぐのは言葉しかありません。
それが途切れると悲しくなります。
きっと私が寂しがり屋だからかな。
その日にあった事とか嬉しかった事とか全てを伝えたくなるのです。
でも忙しいから、疲れてるんだろうなと思うと出来ないです。
私はあなたの恋人で良いのでしょうか?
あなたは【私がそう思っているならそれでいい】と言うけれど、その言葉はツラいのですよ?
好きですよ。こんなにも、情けなくなるほどに……。-fin-
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