「こんなことが何になるのか」と思う新人さんへ
こんばんは。今日も一日お疲れ様でした。
新人さん、今日はどんな一日でしたか?
私は専門学校で講師をしているのですが、
学生の皆さんはよく「好きなことを仕事にしたくて」と言います。
そう言いながら
目をキラキラさせて入ってきたのに、
この時期になると
「こんなはずじゃなかった」と
目がキラキラしなくなる人がいます。
ま、それもまた憂いがあって素敵なんですけど。
「好きなことをするのだからもっと楽しいと思っていた」
「もっと○○なことをするのだと思っていた」
「自分はもっとできると思っていた」
などなど。
こんなはずじゃなかった、というのは
思っていたのと違う、ということです。
この時期、
そう思っている新人さんもきっといると思います。
大切な時間とお金をかけて専門学校に来て、
大変な就活を勝ち抜いて、
新人のみなさんは、
毎日新しいことを学ぶのです。
新しいことを、毎日。
今得ているものは
「知識」です。
これをやってみて初めて
「知恵」になります。
経験からいうと、
成功した時より失敗した方が知恵は深く豊かになるような気がします。
使えるようになって初めて「知恵」になります。
そして、
一線の人、一流の人が持っているのはその先。
私の周りのそんな人を観察した結果、
それは
「知性」
だと思うようになりました。
知識を得て、何度もやって知恵にして、
それを誰かの、何かの役に立てて
自分の喜びにつなげられる、それが知性だと思うのです。
新人さん、今あなたは
自分の職業の「知識」を絶賛習得中!です。
何のために使うのか、
いつこれが役に立つのか分からないこともあります。
高校の化学の構造式や記号を「こんなことを覚えても絶対役に立つ気がしない」と思っていたあの感じ、仕事でもあると思います。
私はあれで早々に文系を選択しました…
大丈夫です。
知恵のためには知識が必要不可欠で、
今はその時期です。
ゴールが知性、であれば、どんな仕事で得た知識も
それを得て身に着けた知恵も、
全て役に立ちます。
間違いありません。
学生時代に学んだことが
今やっと知恵になっている、私が言うのだから大丈夫です。
知識は同じでも、それをどう使うかで知恵は様々になります。
あなたならではの経験を通して、
あなたにしかない知恵が生まれます!
大丈夫です。
それではまた。
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