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そのやりとりは何処へ向かっているのか

福祉の分野で頑張っている皆さまへ
コミュニケーションについての研修に伺ってきました。

昨年、初めて伺った時と同じように
スタートの時間の10分前には参加者がほぼ揃い、
楽しそうな笑い声があちこちから聞こえる明るい雰囲気が素晴らしい。
学び合う、という研修モードに入っていただくために
企業研修のスタートは場作り、を心がけるのですが
その必要がないほど温かく明るい雰囲気です。

この日のテーマは「問題解決のためのプロセスについて考える」

コミュニケーションにおいてうまくいかない、あるいは
うまくいっていないと感じる状況からどう進むか、ということを考えました。

ビジネス研修で大切なことの一つは、ゴールが明確であること。
当然と言えば当然ですが、
ビジネス研修は「その人の受け取りに任せる」という範囲は限られます。
みんな違ってみんないい、だけでは済まされない。
企業の使命はやはり成果を出して貢献すること。
成果を出す、ここを抜きには語れないからです。

課題解決に対しても大切なのは
「ゴールは何か」を見ることだと思います。
例えば
何かトラブルやアクシデントが起こった時、
ついつい
「誰がやったの?」「どうしてこうなったの?」
「何で確認しなかったの?」
を追求しがちです。
もちろんそれも大事なことで、
同じことが起きないようしっかり検証することも必要。
ただ、それは後でいい。

当たり前のようですが
トラブルやアクシデントに対処する、のゴールは
「解決すること」

です。
解決のために、今、できることを見る。

できることとできないことを行動レベルで仕分けし、
どの行動をどの立場の人が行えばいいかを
ネガティブな感情をいったん横に置いて判断する。
「何で聞かなかったの?」
「なぜ相談しなかったの?」という
質問、いや詰問(笑)は
「課題解決のためのコミュニケーション」が
「どちらが正しいか(間違っていたか)コミュニケーション」になってしまいます。

課題解決のゴールは
解決。
というシンプルなゴールに向かって
グループワークやディスカッションをしながら
考えていただきました。

内容をご紹介できないのが残念ですが、
出てきた意見や視点の幅広いこと!
組織として多様であり柔軟であるからこそのアウトプットでした。

トラブルやアクシデントはない方がいい、
ストレスフルな状況はできれば避けたい、そりゃそうです。
ただそれが起こってしまったら。
チーム成長のチャンス!ととらえて「行動」していきたいものですね。

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