ひかり

大学生のとき始めた塾講師バイトに始まり、教育職渡り鳥。現在は某高校の非常勤講師として、進学指導+お悩み相談担当中。

ひかり

大学生のとき始めた塾講師バイトに始まり、教育職渡り鳥。現在は某高校の非常勤講師として、進学指導+お悩み相談担当中。

最近の記事

待つ力こそ、現代に必要な能力だ。

常識を疑え。私はひねくれものなので、主流や時世のトレンドに懐疑的な視線を向けるのが常である。そして、実際に、主流や時世のトレンドから外れたところに本質を見出すタイプだ。(本質というのは、固定で唯一ではない、が持論だ) ところで。 私は1冊の本をじっくり読むのではなく、何度も繰り返して理解を深めていく。名付けてミルフィーユ読法 。 さらに、同時に数冊読み進めていく。 気分や時間帯や状況によって、読む本を変えていくわけだ。 今回たまたま、ミルフィーユで同時進行した本の内容が「偶然

    • 届きそうで届かない、むずむず。

      昔は私も若かった19歳。大学1年生の時アルバイトとして、予備校で働き始めた。それ以来、バイトや社員、私学教員そして現在はフリーランスでの契約講師と雇用形態や勤務場所を変えつつも、実に25年近く教育、生徒という存在に関わり続けている。 もう何千人の生徒たちと出会っただろう。 彼らと接する機会、時間が積み重なるほど、私は彼らを 理解するのが難しい、と思うようになった。 授業スキルは、年数、コマ数をこなし、研究を重ねれば重ねるほどあがる。 その実感、手ごたえがある。 一方で、生

      • 再生

        小刀。地艶の工程作業。

        夫の研ぎ場にて。集中しているところ、少しだけ撮影させてもらいました。地艶は、研ぎの最終間近の工程だそうで。

        • 母の命日に。-強い気持ち、弱い愛-

          困った。 母を思うと湧き上がる気持ちに、私はいまだにラベリングができない。 つまりは、ことばとして彼女への想いを綴ることが難しい、ということである。 そもそも、私が「書けなくなった」最大の要因が、「母の死」なのだ。 仕方ないので、いま、引き出せる精いっぱいのことばをここに残そうと思う。 数年前、私はレゲエの神様と称されるボブ・マーリーが残したという名言を知った。 Love the life you live,Live the life you love. あなたの生きるこ

          書き始めよう、自分のために。

          仕事を辞めたら(正確には正社員から非常勤になったら)、書きたい、と思っていた。 私はずっと趣味で文章を書き続けてきた。しかし、あることが原因で書けなくなった。それでも書いてはいたのだ。自分のためではない、仕事として書く誰かのための文章だけは。それはそれで、やりがいはあったけれど、大好きな「書く」という行為がノルマとしてこなされる対象になったことは、私の精神をさらに疲弊させた一因でもある。「好き」を消耗することは、私みたいな感覚優位な人間にとって致命的だなぁとボンヤリ思った。

          書き始めよう、自分のために。