1年間中田敦彦さんのYoutube大学を聞き続けてみた結果。
お読みいただきありがとうございます。
Licenseです。本日は、「1年間中田敦彦さんのYoutube大学を聞き続けてみた結果」について書こうと思います。
(論点は、あくまで、「Youtubeで長時間、動画を見続けることが、わたしたちに及ぼす影響」であり、「中田さんのことを誹謗中傷する」ということが目的ではないということを理解していただけますと幸いです。)
結論から申しますと、「インプットだけでは必ずしも成長につながるとは限らない」ということを身にしみて感じました。
時間がYoutubeに吸われてしまいますし、「仮説を立てる力」がなくなってしまう、そのようにも感じています。
ただ、個人的には中田さんの動画をいつも楽しく見させていただいていますし、学びがあることも多いです。いつもありがとうございます。
理由は以下に記述します。
まずは、「インプットした情報からアウトプットをする絶対量が減ってしまうから」です。
言い換えると、インプット時間が過多になっていることで、アウトプットの時間の絶対量も減っているからです。
ある種、「ビジネス書をたくさん読むけど、読んだだけで満足している状態」に近いものです。また、インプット過多の状態が続くと、「時間泥棒」の一種になることもあります。
より効果的な方法は、「必要になれば、そこから情報を聞き取る」という方がよいかもしれません。
そうすることで、脳によって「必要な情報」と判断され、より記憶しやすくなるためです。
それと、本を読むことがてっきりなくなってしまったので、本当にこれは危ないですね・・・。
やはり、本という一次情報には質の良い情報がたくさんあります。
それを目的をもって読むことにより、初めて読んだ内容が長期記憶される、ということを改めて実感しました。
インプットとアウトプットとのバランスを、きちんと見直してみることも、成長の螺旋階段を登る上で重要な指標の一つになりますね。
次に、「考える」というよりも「知識を詰め込む」に重心がよりすぎたためです。「あれも知りたいこれも知りたい」と欲張っていたはいいものの、最終的には右から左に聞き流している感じがします。
これでは「考えない」ために、大きなロスになってしまいます。
人は考えることで、記憶を形成していくというようにいわれています。
事実、美術館や博物館でも、通り過ぎたものはほとんど記憶にないですが、作品を眺めつつじっくり考え込んだものほど記憶に残っていますよね。
これが、「考える」ことの重要性。そして、価値だと思います。
つまり、「考えることで、長期の記憶に残りやすい」ということです。
言い換えると、「考えずに、オーディオブックを聞き流していても意味はない」ということです。
そのように考えると、『インターネットやスマホの普及で「知識を得られる機会」がうんと近くなった分、「考える機会」が減っていっているかもしれない』という仮説を立てることができます。
熟考することが少ない分、しっかりと考えることが少ないために、論理的に考えたり、仮説を立てて考えるという必須の力が身につかなくなります。
これは本当に危険で、思考停止の状態に陥ること、結果的に仕事の生産性を下げることに繋がります。
そのため、Youtubeで長時間、動画を見続けること、聞き流すだけということは、実は「良い」ようにみえて「あまり効果がない」ということがよくわかります。
みなさんも、インプットとアウトプットの比率にはくれぐれもご注意ください!!!
今日もおよみいただき、ありがとうございました!
あなたの日々が、素敵なものになりますように。