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療養中していたことの話
元から苦手だったけど、もっと苦手が増えた
六花の昔から苦手だったこと、
片付け全般
忘れ物
運動をすること
細かいことも合わせると、もうちょっとあるんですが、多く分けるとこの3つが特に苦手なものです。
大人になって苦手じゃなくなったものもありますが、逆に何度も落ち込んだりを繰り返すと、元気になるのが遅くなったり苦手になった出来事がたくさんありました。
好きなことが出来なくなった
六花は昔から本を読むことが好きでした。
漫画もそうですが、ライトノベルから現代文学まで気になったものはいろいろと収集して読み漁っていました。
ちょうど2年半前、不安障害やうつ病と診断された時は横になっていないと動けないほど。
それでも何か気を紛らわせようと、当時購入してなかなか読み進めていなかったライトノベルを開きました。
ところが、不思議なことに
「本の文字が消えていくように、読んでも読んでも内容が頭に入ってこない」
「意味が分からない」
「読んだはずなのに、1行読むのにすごく時間がかかる」
そんなことが続きました。
六花はわりと本を読むスピードが速いので、1日もあればすべて読み終わるのですが、その時は余りにもショックだったし、読むのがつらくて途中で断念してしまいました。
代わりにやっていたこと
動けなかった時、漠然とした不安が襲ってくるのが嫌で、
テレビの音がうるさかったのですが、ぼーっとスマートフォンでアニメを流れているのを見続けることをしていました。
あまり内容は入ってこないし、煩わしい感じもせず、唯一考え事をしなくていいので寝ながら見て、時々気絶したように見ていました。
そこから少しずつ回復したころは、ちょっとずつ外へ出ました。
出れない日は太陽の光をなるべく浴びるように、わざとカーテンを開けたまま寝たりします。
散歩をしたりした時期もありますし、
なんとか今までの就労分で、失業手当も出たので、仕事を探しつつも認定を受けにいったり。
けれど1日の大半はほとんどうごけませんでした。
怖い考えをしないように、悪い夢を見たとしても、落ち込まないように。
なるべく思っていたことは吐き出すように話をしたりしました。
家族や友人、お世話になっている信頼できる人、自分の病気を理解してくれたり、同じ公共のコミュニティに参加する人とお話したり。
そうすることで、少しずつ心の中の余裕が生まれてきました。
そうは言っても、すぐに働ける状態になるまで六花の場合は、1年ほどかかりました。
分かっているけど、「急がば回れ」は本当の話
病院に、公共料金の支払い、買い物・・・。
生きていくだけでお金は必要になってきます。
それは時に自分を追いかけて来る鬼のごとく、速足でやってくる悩みの種であり、考えなければならない事でもあります。
けれど、病院の先生はいいます。
「休んだほうがいいよ」って。
「休む」=「頭を使わない、考えない」
だと思うんですけど、不安な事ってたくさんありますよね。
それが今まで無意識に考えてきたことであれば、なおさら考えるな!と言われても「無理!だって考えちゃう!」ってなります。
じゃあ、別の事を考える特訓をしてみましょう。
ぼーっとアニメや映画を見て涙を流すのだって、少し気持ちがすっきりすることだし、自分とは違う人生を追体験している気持ちになります。
それが難しければ、ラジオや音楽を聴きましょう。
がちゃがちゃした音が苦手ならオルゴールBGM集などがいいかもしれません。
とにかく「別のことに意識をそらす特訓をしている」と思ってみてください。「特訓」なので「何もしていない」わけではありません。
今までたくさん悩んできたからこそ、多少そむけても大丈夫な期間が与えられたと、自分を許す特訓にもなります。
「急がば回れ」
たとえ周りの人より遠回りしているなと思っても、近道には自分じゃできない事があるかもしれません。
だったら遠くても、緩やかな坂を選んだほうが少し肩の荷がおりるとおもいませんか?
今回のお話はここまで。
長文や乱文で読みづらいかもしれませんが、
この記事がいつか誰かの何かになりますように。
「よくエレベーターガールの真似をする」六花でした。
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