【北米エンタメニュースまとめ】新海誠氏「言の葉の庭」の英国で舞台化、ANNと行く日本旅行、Anime Expoのプログラム発表
新海誠氏「言の葉の庭」、英国で舞台化
「天気の子」「すずめの戸締り」で世界的な映画監督となった新海誠氏ですが、過去作も積極的に発掘されています。インドでは、過去作の上映を含めた「新海誠祭り」が開かれました。そんなアピールには、アニメ以外のメディアへの展開もあり。ということで、この記事は新海氏の初期策のひとつ「言の葉の庭」が舞台化されるというニュースです。日本はもちろん、英国でも上演されるうえ、演出は舞台「もののけ姫」の演出も手掛けたアレクサンドラ・ラター氏が担います。日本のアニメ作品の舞台化といえば、宮崎駿氏の「となりのトトロ」や「千と千尋の神隠し」が盛り上がりました。新海氏は宮崎駿の歩んだ道を着々と進んでいるようです。
アニメ・ニュース・ネットワークとともに日本に行こう!
アニメ・ニュース・ネットワーク(ANN)は、英語で日本のアニメ・漫画・ゲームなどに関するニュースを発信するサイトです。もともとファン主導で運営されていましたが、最近KADOKAWAの資本が入りました。そのANNと日本向け旅行を手掛けるPacSetが組み、ANNの読者向けにスペシャルパッケージツアーを実施するというのがこのニュースです。神社仏閣など伝統的な観光地を周るほか、ガンダムの立像を見に行くなど、日本もサブカルチャーもどちらも楽しむというパッケージツアーです。
詳しくはこちらのサイトに旅程が載っています。東北や関西方面も行くようです。
Anime Expo、漫画家朝霧カフカ氏らのトークイベントを主催
今年もこの時期がやってまいりました。7月以降、北米は各地の都市でコミコンが開催されます。新型コロナウイルスによる渡航制限が緩和されたこともあり、今年は現地のファンのために日本の漫画家やアニメーターを招いたトークイベントが相次ぎ開催される予定です。こちらの記事はAnime Expoが今年の目玉として、「文豪ストレイドッグス」を手掛ける朝霧カフカ先生が登壇するイベントを開催するというもの。そしてVTuberグループ「LazuLight」もパフォーマンスを行います。詳しくはこちら。
米図書館システムのオーバードライブ、漫画やグラフィックノベルを紹介
米国で電子図書館システムを手掛けるオーバードライブによる図書館資料としての漫画やグラフィックノベルの紹介するサイトです。オーバードライブはなぜ貸出資料としてこれらの素材を選ぶべきかの理由として、従来図書館を使っていなかった層へのアピール、特に若年層の掘り起こしにつながることを訴えています。
こうした取り組みは図書館員も手掛けています。
この「Manga in Libraries」というプロジェクトは、2021年に始まり、主に若年層を取り込むために図書館での漫画の貸し出しに力をいれようと各地の図書館員がタイトルやノウハウを共有しようというものです。北米では大きな図書館にはグラフィックノベルや漫画(もちろん日本の漫画の翻訳版です)がおかれています。
追加
この企画を始めるきっかけになった菊池健さんのマンガ業界関連の日々のニュースをまとめるマガジンです。
今週もニュースが多かった。個人的には「ビッコミ」は驚きましたし楽しませてもらっています。集英社は「ジャンプ+」、講談社は「Comicdays」、小学館は「ビッコミ」に連載は集約されていくのだろうか?と思います
長い漫画読みは作品の特徴をとらえるときにどうしても雑誌起点で考えていましたが、こうしたある出版社の手掛けるマンガが1か所に集まるようになると「雑誌の特徴」みたいなのは少しずつ薄れていくのかなと思いました。
今週はここまでです。引き続きよろしくお願いいたします。