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【北米エンタメニュースまとめ】コミコンがサンディエゴで最大のイベントに、VizMediaがオンラインストア立ち上げ、フランスを制しにかかる「KADOKAWA」


日々の北米エンタメ市場のニュースなどのまとめです。拾い切れていないものもあるのでぜひリクエストお待ちしております。感想も大歓迎です。

コミコン、サンディエゴで最大のイベントに

https://www.comicsbeat.com/surprise-comic-con-is-san-diegos-biggest-event/

米カリフォルニア州サンディエゴにあるサンディエゴコンベンションセンターが年間リポートを公開しました。このセンターは毎年、北米でも最大級のコミックコンベンション「San Diego Comic-Con」が開催されている場所です。リポートではSDCCについても触れられているうえ、センターで開かれるイベントの中でSDCCは最大の規模とのこと。2023年のレベニューは1億1610万億ドルだそうです。契約更新の交渉が行われていますがSDCCがサンディエゴから動くことはないとの見立てです。


「SHOGUN 将軍」の真田広之氏ら、ゴールデングローブ賞にノミネート

今年話題をさらったコンテンツのひとつが真田広之氏がかかわったドラマ「SHOGUN 将軍」。すでに多くの賞を受賞していますが、米国の重要な賞のゴールデングローブ賞にノミネートされました。


アニメ「俺だけレベルアップな件」、米アストラTVアワード2024のベストアニメシリーズ賞を受賞

Webtoon生まれの「俺だけレベルアップな件」の快進撃です。米アストラTVアワード2024で新設された「ベストアニメシリーズ賞」を受賞しました。


講談社USA、電子書籍版漫画の印刷版を発売へ

https://www.comicsbeat.com/kodansha-print-club-to-release-digital-first-manga/

講談社USAは北米で漫画の出版を手掛ける大手出版社のひとつ。その講談社USAは電子書籍版と紙の漫画を出していますが、タイトルの中には電子書籍版しか出していないものも。しかし北米のファンは紙版を根強く望んでいます。ということで「Kodansha Print Club」を立ち上げました。ファンからの紙版の出版のリクエストも受け付けています。


VizMedia、オンラインストア立ち上げ


各国のコンテンツクリエイターが「世界でIPを発表して何を売るか」の競争になる中、北米で日本の漫画の翻訳版の出版などを手掛けるVizMediaはグッズ販売に踏み出します。オンラインストアを立ち上げ、アニメや漫画のグッズを売るとのこと。米国とカナダの顧客向けとのことですが、日本で売られているフィギュアとかもあればたぶん日本では売られていないアパレルグッズもあって面白いです。

パブリッシャーズウィークリーのまとめた2024年のコミック関係のニュース


米情報誌、パブリッシャーズウィークリーのまとめた2024年の10大ニュース。グラフィックノベルのオーディオブック化や新規出版社のマンガ部門への進出などが取り上げられています。


フランスを制しにかかる「KADOKAWA」

ソニーによる買収観測で話題のKADOKAWA。IPの強さが注目されますが、実は着々と海外企業に出資をし、海外市場に進出している企業のひとつでもあります。北米はもちろん、アジア各国、そして欧州ではフランスに合弁会社を設立し本格的に進出しようとしています。


NYPLの選ぶ2024年コミックのベスト新刊

https://www.nypl.org/books-more/recommendations/comics-2024/adults

ニューヨーク公立図書館は多くのグラフィックノベルの蔵書で有名です。日本の漫画の翻訳本もあり、図書館員がおすすめしています。2024年は「ひらやすみ」「株式会社マジルミエ」などが入りました。


ちなみにNYPLで2024年に最も借りられた日本語の書籍は吉本ばなな氏の「白河夜船」だそうです。


大手IPと大胆な声が席巻した2024年の日本アニメ

「日本の劇場版アニメにとって記憶すべき1年だった」と指摘するのはジャパンタイムズです。「名探偵コナン」シリーズの人気に劇場版「ハイキュー!!」の快進撃。「ルックバック」も人気でしたしね。


【推しの子】赤坂アカ先生、横槍メンゴ先生インタビュー

スペインで開催された「Manga Barcelona」に【推しの子】の両作者が参加されたようで海外メディアによるインタビュー記事がでました。物語の作り方など興味深いです。


「アフロ漫画」新しい物語へ

https://africultures.com/lafro-manga-vers-de-nouveaux-recits/


Xの縁で突然アフリカ各国のMangaについての投稿が目に付くようになり流れてきた記事のひとつがこちらです。「African manga」と「AfroManga」を区別して考えたほうがいいかも、という指摘です。アフリカの国の一部はフランス語圏でバンドデシネの伝統もありつつ、最近は日本のMangaに影響を受けた作家も出てきているようです。ケープタウンでもコミコンが行われましたし、注目です。


こちらはXで拝見しました、アフリカのマンガについて。面白そうなので日本語か英語にしてほしい。


追加
この企画を始めるきっかけになった菊池健さんのマンガ業界関連の日々のニュースをまとめるマガジンです。

クレジットカードの決済停止問題は、私も危機感を持ってJCBカード作りました。
あとManga Barcelonaのリポート興味深いです。街の書店にもMangaが多く並んでいるということで北米市場に似てきているのだろうかと思いました。スペインは、スペイン語圏と考えると大きいので翻訳されやすいのだろうか。どんなジャンルが人気があるのか気になります。

今週はここまでー。引き続きよろしくお願いいたします。

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