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【北米エンタメニュースまとめ】萩尾望都先生が米コミック殿堂入り、NFT市場は「2030年に2310憶ドル」とのリポート、最新のNFT発行スタイル7種類

北米エンタメ市場のニュースなどのまとめです。拾い切れていないものもあるのでぜひリクエストお待ちしております。感想も歓迎です。

業界ニュース

Netflix、豪大手アニメスタジオを買収

Netflixは2022年4~6月期決算にあわせ、オーストラリアの大手アニメスタジオの買収を発表しました。詳しい狙いは明らかではありませんが、昨今Netflixが注力しているアニメーション製作をさらに強化する狙いがありそうです。もしかしたら、日本の漫画原作にアニメをこのスタジオが制作、ということもあるかもしれません。

萩尾望都先生が米コミック殿堂入り

漫画「ポーの一族」などを手がけた萩尾望都先生が、米国の権威ある漫画賞「アイズナー賞」で、優れた功績がある漫画家を顕彰する「コミックの殿堂」を受賞しました。この受賞の背景には、萩尾先生の実績はもちろんですが、「ポーの一族」の英語版が出版され、英語圏の漫画市場で萩尾先生の知名度が高まったことも背景にあるといえそうです。ポーの一族のあの繊細な世界観を伝わる英語にした翻訳者の方もすばらしいなと思います。


講談社USA、「ぼくらのよあけ」などを米国で出版へ

英語版の日本のマンガの出版の勢いは止まりません。サンディエゴで開催されているコミコンで講談社USAは「ぼくらのよあけ」など新たな作品の英語版の出版を明らかにしました。「ぼくらのよあけ」以外にも、すでに電子版で出版されている作品の紙版の出版も発表されています。


「OnePiece 25周年」は世界的なお祝いに

この度25周年を迎えた漫画「One Piece」。翻訳版を通じてその人気は日本以外にも広がっており、周年記念は世界的なお祝いごとになっているようです。

テクノロジーニュース

NYにNFT購入で使えるコワーキングスペース誕生

バズワードになってきたNFT。最近のNFTはいろいろなユーティリティが付与されています。この記事はそんなNFTのユーティリティに「コワーキングスペースの利用」というサービスを組み合わせたもの。個人的にNFTの唯一性や流動性は、コワーキングスペースやホテル会員権などサービスの利用権との組み合わせの相性がいいと思います。記事でも指摘されているように、NFTというとデジタルの世界を想像しがちですが、デジタルの盛り上げと進展には、リアルな場の盛り上がりも不可欠です。NFTがデジタルとリアルをつなぐツールになればと思います。


オークション大手のクリスティーズ、Web3向け投資ファンドを立ち上げへ


Web3、4~6月期のブロックチェーン産業のベンチャー投資の中核に

そうしたNFTを含むWeb3市場への資金流入は活発です。オークションハウスのクリスティーズは投資ファンドを立ち上げ、ベンチャー投資の中では、Web3への投資が話題の中心となっています。もちろんほかに有望な投資テーマが見つかりにくいという事情があるかもしれませんが、Web3にはテクノロジーだけでなく投資家からもしばらくは関心が続きそうです。


NFT市場、「2030年に2310憶ドル」とのリポート


Netflixによる「StrangerThings」のNFTが登場


いかにして老舗出版社Timeは、レガシーメディアをNFT市場に導いたか

こちらは雑誌「Time」がいかにNFTを取り入れて収入源を増やしていったかという記事。Web3の取り組みの中でもなかなか話題になりにくい「Web3×メディア」の好例といえます。

最新のNFT発行スタイル7種類

相次ぎ発行されるNFT。この記事ではNFTの発行形態を7種類にまとめています。「先着順」「オークション形式」「無料配布」「上限なしの発行」などです。それぞれについてメリット・デメリットがまとめられており、新たなプロジェクトについて、どのスタイルがあうのかを考える材料になりそうです。

追加

この企画を始めるきっかけになった菊池健さんのマンガ業界関連の日々のニュースをまとめるマガジンです。

個人的にはモーニング・ツーのWebマンガサイトとしての再創刊に期待しています。菊池さんも記事で指摘されているように、マンガサイトがアプリからウェブにシフトすれば、SNS上で共有された作品を「少し興味があるから読んでみる」というのをしやすくなるのではないでしょうか。

今週はここまでー。引き続きよろしくお願いします。

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